お気楽さんぽ

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2019年4月11日木曜日

花より団子の渡月橋

 
今年の開花は早かったのに、満開はかなり遅くなりました。京都では今、4月10日が満開です。同じ日に軽井沢や北関東では雪が降るという、異常さですが、京都の桜は今が盛り。御室の桜にいたっては「咲き始め」です。7日頃嵐山の方へ花見に行ってきましたが、今年は何でしょう、桜の密度?一本の木に咲く桜の量が少ないような気がします。

嵐山の桜餅といえば渡月橋の「琴きき茶屋」が有名。餡が入ってなく餅を桜の葉で包んだだけのシンプルな桜餅です。が、今回買ったのは、JR嵯峨駅近くの「鶴屋壽」というお店のもの。あっさりこし餡のオーソドックスな桜餅ですが、葉の塩味と餅の大きさと餡の甘さのバランスが上品です。地元ではこっちの桜餅がいいねと評判のお店です。

田舎の町の小さな和菓子屋と思っていましたが、ここのお店の桜餅がJR京都駅の伊勢丹でも販売されていることを最近知りました。 Facebook にいただいたコメントのおかげです。京都にお寄りのときは、一度買ってみてください。
渡月橋あたりはすごい人。外人さんの舞妓さんコスプレも最近増えています。





やはらかき甘さ隠して桜餅




2018年8月25日土曜日

バー・ラジオのカクテルブック



酒を飲むのも好きだが、酒の話を読むのも好きだ。そして、いい話に出てくる酒を飲みたくなることもしばしば。それは日本酒であったり、カクテルであったりする。

簡単なカクテルなら(シェーカーを振らずに、ステアしてできるカクテルなら)、家で作って飲むこともある。最小限の種類の酒は揃えている。カクテルの場合はやっぱり暑い夏が多くなるが。

そうした時、参考にする本がこの「バー・ラジオのカクテルブック」。1972年にオープンした東京の伝説的なバーのカクテルブックだ。もう30年以上前に買ったものだ。
この本、カクテルのレシピ本ではない。カクテルのまつわるいろいろなエッセイとカクテルの写真(カクテルグラスを見せる写真)で構成されている。
この本を出版したのは、専門的な料理本を数多く出している柴田書店。だから、エッセイなどの棚ではなく、プロのための料理本や喫茶店メニューのレシピ本のコーナーに並んでいた。お宝を見つけたという感覚だった。

最近も「ディーン・マーティン」というカクテルを作ってみた。ジャックダニエルズ3/4に、カンパリ1/4。へぇ~どんな味と尻込みしそうなレシピだが、なかなかパンチのある独特なカクテルだった。バー・ラジオのオリジナルだ。隣には「フランシス・アルバート」というワイルドターキーとタンカレージンで作るカクテルも紹介されていた。シナトラの本名を冠したカクテルだ。



シャンパンの泡の向こうの薄暑かな




2017年10月28日土曜日

最近は “Noilly Prat”


ビール、チュウハイ、ワイン、日本酒 … 家では何でも飲んでます。最近よく飲んでいるのは “Noilly Prat(ノイリー・プラット)” 。フランスのドライ・ベルモットです。ジンにこのベルモットをカクテルしたのが“マティーニ”です。配合は人それぞれですが、ベルモット1対ジン3、くらいでしょうか。チャーチルは、グラスにベルモットの瓶のコルクをなすりつけて香りをつけるだけ、ジェームズ・ボンドはジンの上で栓をあけるだけとか、超ドライが好まれているようですが。
これをカクテルグラスではなく、オンザロックのグラスで飲んでいますが、さすがにキツくて少しソーダで割っています。


昔、会社の近くのBarで飲んでいた頃は、イタリアのベルモット“CinZano(チンザノ)”が好きで、これをロックで飲んでいました。エキストラ・ドライが好みです。これに比べると “Noilly Prat” はちょっと甘い香りがします。
本当はウィスキーをもっと飲みたいのですが、最近はどうも苦手。水割りやソーダ割りにしないと、アタマが痛くなってきます。ストレートなんて論外です。

外で飲むと、なぜか飲みすぎてしまいます。しゃっべっている間にグイグイいってしまい、次の日にしんどくなるパターン。これをセーブしなくては。いろんな日本酒をあじわい、いろんなカクテルも楽しみたい。お酒は少しづつでも永く付き合っていきたいものです。



秋闌ける句作する夜ジャズも消ゆ



2017年7月5日水曜日

積丹うに丼とジンギスカン


漁が始まったばかりの「積丹うに」を丼で。いよいよその時がやってきました。積丹半島までクルマで行って食べたいけれど、余市でマッサンのウヰスキーを試飲するというお楽しみもあるので、小樽からJRで余市へ。それでも積丹漁協から10キロ。余市の鮮魚店直営の海鮮工房は獲れたてメニューがいっぱい。もちろん水揚げされたばかりの「エゾバフンウニ丼」=3,510円也を注文。まろやかで、濃厚。ウニ粒一粒一粒が新鮮そのもの。また食べたい、来年も食べたい!余韻も濃厚でありました。

函館に行った時も有名な「函館朝市」の寿司屋で、「うに・カニ・ホタテ」の三色丼をいただきました。うに丼は余市よりちょっとお高く、まだ余韻が残っていたので、ここはあえて三色丼に。これも正解!の美味しさでした。なんでも、酢飯の海鮮丼を食べられるのは寿司屋だけとか。他の海鮮丼屋さんでは酢飯が提供できないらしい。函館だけのキマリなのか北海道のキマリなのか聞き損ねましたが。どっちが美味いか?どちらも美味い!ネタの鮮度が全てなのです。

もう一つの食のお楽しみは「ジンギスカン」。富良野では「ひつじの丘」という牧場のテラスで。テーブルにど~んと七輪が運ばれてきます。雄大な景色も見ながらとは贅沢です。帰りには札幌に立ち寄り「サッポロビール園」のホールでジンギスカン。こちらはタレ付ジンギスカンとタレ後付けジンギスカンで食べるホールも違います。僕たちは、タレにつけながら食べるのが好きなので後者のホールへ。
さすが、サッポロ!赤レンガのレストランで、北海道の形のオリジナル鍋でジンギスカンをいただきました。





飛びたたん翼のうえに虹ふたつ





2016年11月21日月曜日

もう一つの「ジンジャーエール」



万平ホテルの続き。メインバーのバーテンダーさんとの話は、レーズンバターから始まった。最近これをオーダーする人は珍しい、らしい。「都市のホテルのバーではメニューからなくなってきてるらしいですよ」とか。それにしても万平ホテルのバーのそれは、1本まるごと切ってくれるのでグラスに山盛りになっていた。


ここの名物は「ジンジャーエールなんですか?」と聞くと、「あぁそれは、カフェテラスの方の名物です」といわれた。「甘いですよ」とも。「甘いジンジャーエールが多いですね、甘いのはあまり好きじゃない」というと。「そうでしょ。辛いジンジャーエールってなかなかないんです」と話しながら、オーダーしたジントニックを作ってくれた。そしておもむろに「私のジンジャーエールのレシピ差し上げましょうか」と言ってくれた。
「このジンジャーエールをいつもバーで出しているわけではないんですが」という特別裏メニューらしい。「鷹の爪を入れるところがミソです」。このコピー一枚が今回の旅行のいちばんのお土産かもしれない。


その「ジンジャーエール」を帰ってから早速作ってみた。
水200ccに対して、生姜100g、三温糖70g、蜂蜜10g、グローブ4ヶ、鷹の爪1~2本、シナモンスティック1本、レモン1/2、塩ひとつまみ。
●生姜を皮の付いたまま擦る  
●レモン以外の材料を鍋にかける  
●弱火で20分火にかける。たまにかき混ぜる。沸騰させないこと(スパイスの香りが飛ぶから)。  
●漉す  ●氷水で冷ます  
●レモンをしぼる
●原液1に対し、炭酸水は4    
※賞味期限1週間 
多く作ったら冷凍庫で保存する


最初なので400ccを作りました。漉す時は、茶こしの上に緑茶のティーバッグをのせて使用。なかなかスーパードライな「ジンジャーエール」の出来上がりです。夕食の時「ジンバック」にして飲んでみましたが、ジンの味より強烈なので、炭酸を多めに入れて薄めました。風邪に効きそうな「ジンバック」でした(写真は冷蔵庫の氷で、美味しそうでないですが)。



夜の湖 凛と立つ鹿 バーの絵に (鯛風)


ぐつぐつと 好奇心煮る 長き夜




2016年5月9日月曜日

変わらぬおつきあい


 また、この季節がやって来た。広告ではないけれど、毎年おなじみのおつきあい、人と人との出会いこそ、愉しい。冬のカニは、またあのメンバーと味わいたい。春が近づいたらあの人に会いに行こう。夏の京都ではあのグループの呑み会が待っている。秋のゴルフはいつもの仲間たちと。変わる季節の美しさも味わいも、自然の風や光のきらめきも、そこに変わらぬ人たちの顔があるからこそうれしい。

そういうおつきあいの一つ、月ヶ瀬の「筍」掘りに行ってきた。知人のI氏の山荘の竹藪で面白いように獲れるのだ。ついでに「ふき」もいただいてくる。今年は別に「蕨」もいっぱい獲ることができた。「筍」は大きいけれど、掘りたてだからとても柔らかい。

このイベントの最大のお楽しみは奥様の手になるお料理をいただくこと。山荘周辺の「タラの芽」「よもぎ」「蕨」「うど」「こごみ」などなどの天ぷらやおひたしサラダが食卓に並ぶ。さらに今年は庭で豪快に焼いた「焼き筍」、さらにメインは「鹿肉のクリームシチュー」。いやぁ、ありがたい。残念なのはクルマの運転があるため、ノンアルコール・ビールになることだけだ。


ネがしつこい性格なのか、みんな寂しがり屋なのか、長く続くイベントが多い。もう20年続いてるなぁ、そうかもう30年になるか。そんな集まりばかりだ。最近は40数年前の学生時代の仲間たちとのゴルフも頻繁だ。でもこれではだめなんだろうな。この集まりは去年から始まった。そんな新しい「おなじみ」を増やしていく努力もしてみよう。



むせるよな 春の記憶も 風となり


春はまた 苦みもうまし 青い空  (鯛風)




2015年7月20日月曜日

ビフカツサンド万歳!


堀川の智恵光院を西に歩くと、「GON」という洋食屋さんがあります。昔からある洋食屋さんで、面白いのは奥のテーブル席の壁に、「矢沢永吉」のタオルやポスターなどが貼りまくってあります。先代の大将が大ファンらしいのです。さすがにBGMまでは流れていませんが。一所懸命キッチンで働いて、矢沢のLIVEへ行く高齢のおっちゃんはステキです。

ここのお店は、ちょっと味は濃い系ですが何喰っても旨いです。おすすめは「ピレネーライス」といって、焼きめしにカツカレーというメニュー。これのハヤシライスバージョンがあったりといろいろ。ポークジンジャーを丼にした「ジンジャー丼」もうまい!この前食べたのは、写真のビフカツサンドです。肉もばっつい。ビフカツサンドがどうしても食べたいとう思う時がありますよね。この前がそんな時でした。

ビフカツサンドはおいしいけれど、お値段もいろいろ。高くてうまい!が普通ですが、「GON」のはお手頃価格でうまいです。昔、上七軒の「萬春」というレストランの二階のBarで呑んだとき、4千円近いのを食べたのも旨かったですが、それはそれ。そんなに何回もいただけません。
いつか「GON」のビフカツサンドをテークアウトしてピクニックへと思っているのですが、3年ほど実現してません。ビフカツサンドは人によって、おすすめのお店がいろいろあるのでしょうね。みんな好きだから。

このお店で食べたポークカツサンドも旨かったです。ビフカツより、あっさり。今までポークには手を出さなかったのに、歳とともに好みも変わってくるのですね。


遠雷に アロハひるがえし ペダルこぎ



2015年7月9日木曜日

高田渡が聴こえてきそうな日



久しぶりに「イノダ」の三条本店へ行った。三条店(※三条本店と三条店がある)の円形のカウンターもいいいけれど(高倉健さんが好んで座ったという席がある)、昔ながらの本店はやはり落ち着く。ちょっと前に火事で一部が焼けたけど、こちらの古い建物は無事。赤いタータンチェックも、通路の煉瓦の壁も昔のまま。外の庭で、風を感じて飲む珈琲もうまそうだ。今ならまだそんなに暑くもないし。

ここの珈琲と「神戸にしむら」の珈琲はやはりおいしい。ミルクを入れてもらって、小さな角砂糖を一つ付けてもらう。白い格子の窓越しに、緑の木々もゆらゆら。木漏れ日もゆらゆら。高田渡が聴こえてきそうなひととき。

でも現実に耳に入ってくるのは、「羽織っていたジャケット見かけませんでした?」「テニスラケットなかったですか?」と、おばちゃんたちの忘れ物の声。梅雨の間の晴れ間。思いがけず暖かくなると、人は気が緩んでしまうのだろう。


昨日までの古い空気の層と、今日吹き込んだ新鮮な空気がブレンドされて居心地のいい場所に。「イノダ」もそんな場所の一つだが、この周辺もまた再開発が進んでいる。住民の愛着のある場所を大事にすることが、都市の懐の深さだとしたら。京都もまたきわどい所に立たされているみたいだ。

お会計を済ませて出ようとすれば、ウェイトレスが「おおきに」と京都弁。そんなこと、前にも言ってたかなぁ。観光サービス?悪い気はしないけど。






水滴の グラスの虹の なまめかし


2014年12月7日日曜日

もう師走か、「ラフロイグ」でゆっくりしよう


あぁ、今年の紅葉はとてもきれいだ。とくに、赤い葉がいつもより赤いな。と、嵐山へ行ったり、御室の八十八カ所を回ったりしているうちに、もう12月だ。しかもこの2・3日は寒くて、1月下旬なみの気温らしい。ブーゲンビリアやハイビスカスを、手入れして部屋に入れてやらないと。年賀状もそろそろつくらなくっちゃ。カレンダーも買いに行かないと。今年はあんまりゴルフ行ってないのに、あわただしく過ぎてきた。

忘年会も、一つはもう終わった。最近は仕事の打ち上げなどもなく、忘年会もものすごく減っているが、それでも年末までにあと4つ。身内のクリスマスのおよばれもある。でも、きれいなオネエさんに囲まれて呑むなんてことはなくなってしまた。ウィスキーを飲むことも少なくなった。
だいたいが、酒に弱くなってしまって、日本酒を飲んだあとにウィスキーでも飲みに行くなら、次の日がもう二日酔い状態。なにをする気も起こらない。それでも、時々はウィスキーを飲みたくなるから、家で夕飯の時に飲むことも。

そんな時は「ラフロイグ」。アイラ・モルト・ウィスキー。アイラ島のクセのあるウィスキーで、一緒に飲みに行った連中からはクサイと相手にされなかったスコッチだ。ヨードの香りがきつく、薬のような味がするウィスキー。昔から、J&Bのようなスコッチが好きだった。グリーンのボトルに赤いキャップ。これも少し、ヨードの薬のような香りがすこししていた。

今年は「マッサン」ブームで、サントリーもニッカも、復刻版ウィスキーが人気のようだ。



狂い舞う プラタナスの葉 デスマスク


2014年3月3日月曜日

鮒鮨のこと

歳をとれば、嫌いなものも食べられるようになる。そんな食べ物の一つが、この「鮒鮨」です。食べられるようになったのはほんの8年ほど前。食べられるようになるきっかけなんて、他愛もないもので、出張帰りに立ち寄った長浜のそば屋さんで、同行した人のをつまんだところ食べられるようになったのでした。

・その理由(1)  そば屋さんの酒の肴の「鮒鮨」は、初めてのお客さんにもすすめられる、初心者向けのクセの弱いものであった。(初心者向けがあるなんて知りませんでした)
・その理由(2)  一緒に呑んだ地酒が良かったらしい。「琵琶湖の「鮒鮨」を食べるときは、琵琶湖の地酒を一緒に飲むと不思議に口の中がすっきりするンですよ」とそば屋さんのおばちゃんの言う通りでした。

で、初心者向けの「鮒鮨」で、そのうまみを知ってしまうと、あとはもう中級者向けも上級者向けもOK! OK! 高島あたりのお酒と老舗の「鮒鮨」を味わったりしていました。しかし「鮒鮨」っていろんな価格のものがあるんですね。調子になって食べ過ぎるとまた嫌いになると困るので、これからもゆっくりつきあっていきたいと思っています。ただ「鮒鮨」のお茶漬けは、ちょっとその濃厚な味のひろがりにびびってしまい、まだ手が出せません。

先日、彦根に居る大学時代の後輩から手づくりの「鮒鮨」をもらいました。なかなかクセのあるお土産。ゆっくりと、ありがたくいただいております。



(うみ)の雪 積もりしごとし 鮒の鮨


2014年2月23日日曜日

鳥羽街道名物「おせきもち」

「おせきもち」というのを食べた。やわらかな白いお餅、または、よもぎ餅の上にきめの細かい粒あんがのっている。ただ、それだけ。伊勢の名物「赤福」のようなお餅。丹波大納言のあんは、さっぱりと甘すぎず、上品な味。

お店は名神南インターの南側、1号線の城南宮の向かいにある。鳥羽街道名物として、その創業は450年前にさかのぼるという。1564年頃といえば川中島の戦いのあたり。江戸時代の東海道の旅行ブームになるよりずっと以前からこの茶屋はあったことになる。

そもそも城南宮をはじめこのあたりは貴族たちの別荘地として名高い地。平安京が造られた頃から都の羅生門まで、大きな道がつながっていたらしい。都への人や物資が往来する交通の要衝の地だったのだ。最近では、幕末、鳥羽伏見の戦場として知られている。
そうした鳥羽街道の茶屋で、この「おせきもち」は提供されてきた。東海道が大阪まで伸び、鳥羽宿でもあれば、安藤広重はこの茶屋の風景を描いていたかもしれない。

もうひとつの「売り」であるらしい、おはぎも食べたが、こちらはこしあんで餅米もきめ細かく、やさしい味だった。支店はなく、百貨店などにも店を出していないという。しかも月・火曜日はお休み。なんとも商売っ気のないマイペースなお店なのもいい。


冬を脱ぎ 歩きだす道 おせきもち

2013年7月28日日曜日

土曜の朝にホットケーキ


土曜の朝は、久しぶりにホットケーキを作って食べた。
作るのは2回目だけど、これがなかなかうまくいく。メープルシロップの甘さが好きなんだろうなぁ。
ホットケーキは昔の味がする。家で作ってもらったこともよくあったが、百貨店の大食堂で食べたという思いが強い。
懐かしい昭和の家族の物語、「3丁目の夕日」味。カルピスも、ミルクティーも、オムライスもあの頃の味だ。ここから卒業するのはなかなか難しい。

最近のメニューではホットケーキと呼ばず、パンケーキというらしい。とくにハワイはワイキキのパンケーキが人気で、エッグスンシングスという有名な店の前は人が並んでいて、すぐには食べられない。ハワイまできて並びたくないなぁ。このお店は、東京や大阪にも進出して、どこもすごい人らしい。最近の流行って、ほんとうに偏り方が激しい。

エッグスンシングスのパンケーキは、山と盛り上げられたホイップクリームが売りで、すごいボリューム。でも、ボクはホイップクリームが苦手で、ショートケーキもダメ。だから並んでまで食べたいとは思わないが、フルーツが山盛りってのはちょっと魅かれる。
これからは、メープルシロップにラムを混ぜてみるとか、サイドの一品を工夫するとかして、土曜の宵のメニューに進化させていってみよう。

2013年5月5日日曜日

「レイン棒」と名付けました


 今年のGWもまた、月ヶ瀬に住む知り合いの家に行き、筍掘りをしてきました。
木津川沿いの国道163号は、新緑のさまざまな緑に彩られて美しいドライブルート。クルマの窓を開けて走りたい気分ですが、ちょっと寒い。笠木の川辺では、オートキャンプ場にあふれんばかりのテントが張られてました。

もうすぐ月ヶ瀬という空に、今まで見たことのない「虹」が架かっていました。ほぼ水平。大きな虹の上の方だけ見てるんだろ‥ といわれそうですが、アークはありません。一文字で、両端はちょっと上に反っている感じです。こんな虹は今まで見たことがありません。「レイン棒」と名付けておきました。

 
筍は去年と同じように大収穫。奥さんが料理してくれた山菜は、ウドの芽、タラの芽、鷹の爪(唐辛子じゃないよ)、こごみ、わらび、紫えんどう、よもぎ などなどの天ぷらや五穀米のような混ぜご飯。美山荘で美味しい料理をいただいているような贅沢さではありました。

さて、見たことのなかった虹は、次の日に朝日新聞にも珍しい「水平虹」として記事になっていました。
この日はもう一つ、見たこともない奇怪な景色に出会いました。そのお話はまた次回に。

2013年1月14日月曜日

ロマーノ、柳家、サクセス


みんな会社の近くにあった喫茶店です。その頃の広告プロダクションでは、多くの人が昼間は喫茶店にたむろしていたのです。学生時代の就職活動時、先輩の先輩を訪ねて会社訪問した時も、まず喫茶ロマーノで待ち合わせ。そこで会社の人や社長に紹介され、そこで作品を見せ、面接までされてしまいました。ロマーノはネルでたてるコーヒー。会社に入ってからも3時頃には、ぶらぶら穴にもどるような感じで通っていました。

柳家は会社からちょっと離れているのですが、地下鉄 肥後橋駅の近く。クライアントに打ち合わせに行った帰りなどに寄っていました。ネルでたてたストロングコーヒーが懐かしく美味しかったお店です。その当時からレトロな店内。でも、ストロングコーヒーは当時でも珍しくなっていました。オヤジさんと娘さんで(多分)営んでおられました。

サクセスは、つい最近までよく行っていた喫茶店。昼飯の後に2日に1回はサイフォンでたてるコーヒーを飲みにいってました。「美人ママのお店」の看板もだいぶ古くなってきました。ここのママとはゴルフでのお付き合いももう20年ちかくになるでしょうか。「能勢CC」へ「美加の原GC」へ、よくおつきあいしていただいています。
コーヒーを飲む前に、リンゴや柿やメロンやと、フルーツも出してくれて、コーヒー300円也。申し訳ないほどお安いです。しかしこのお店も昨年末で閉店。寂しい限りです。そして、お疲れさまでした。

2012年12月8日土曜日

お好み焼「お多福」が店じまい


大阪・肥後橋にお好み焼き屋の「お多福」という店があります。僕が会社員になった頃にはあったので、そうとうふるいお店かもしれません。会社から近かったのでよく行きました。仕事帰りにちょっとビールとお好み焼きを食べに。軽く呑んで帰るには、いいコースなのです。後輩から相談事を聞くときも、ゆっくり食べながら聞けるので、時々利用してました。昼間の定食には人が並んでいて、ほとんど入れませんでしたが。

同年代の酒を飲めないデザイナーとも行きました。そのデザイナーとは入社した時から、よく組んで仕事をしていたので、「お多福」でいろんな話をしました。まだ20代の頃の話です。

「特満月」というのがオリジナルメニュー。ミンチの入っているお好み焼きのウマさもこの店で知りました。家でお好みをするときも、ときどきこのミンチバージョンを食べます。

この「お多福」が今年いっぱいでお店を閉めるとのこと。この前行った時も、1時間半ほどの間に、2階の席には僕ら一組だけでした。昔は繁盛していて、あちこちでワイワイみんながしゃべっていたのに、ウソのようです。
この店には甘いものもあり、OLも多かったのに。「お多福」の人も、今年閉める店多いですわ、と云っていた。
喫茶店も居酒屋も寿司屋もこうしたお店も、チェーン店ばかりになってしまって、個性的なお店が潰れていく。どんどん殺風景な街になっていきます。

2012年11月19日月曜日

「琴きき茶屋」の櫻もち


嵐山は渡月橋の北詰に「琴きき茶屋」というお店があります。そこの「櫻もち」は、餡が入っていません。お餅と塩漬けの桜の葉だけの、とてもシンプルな「櫻もち」です。餡が入っていないとなにか頼りなさそうですが、大きな桜の葉2枚ではさまれたお餅は、「なるほど」という上品な味、緑茶がよくあいます。

なんでもこの店はもともと車折神社の境内にあったそうです。昔の車折神社は桜の名所で「櫻の宮」と呼ばれていたとか。その境内で「櫻もち」を出していたお店が、車折神社の頓宮が渡月橋畔に造られた時に、その隣りに引っ越したそうです。(頓宮が造られたのは昭和の話。この茶屋がほんとうに車折神社の茶屋の流れをくんでいるのか、なかなか怪しいのですが)

この「琴きき茶屋」という店の名もよく出来ています。渡月橋が出来る前に、もともとこの辺りに「琴きき橋」というのがあったらしい。橋のたもとに石碑が立っています。
時代はまさに平清盛の時代。高倉天皇に見初められて愛されたがため、中宮である徳子の父・清盛の逆鱗をかった小督(こごう)の物語にちなんでいます。「峰の嵐か、松風か、尋ねる人の琴の音か・・・」   琴の名手で知られた小督。琴の音を頼りに、嵯峨に身を隠していた彼女を、高倉天皇の命で探しあてたその場所がこのあたり。「琴きき」の話。大河ドラマでも、次か次の日曜にはそんなエピソードが挟まれるかもしれません?

例の介護プレミアム券で買えるのは、こんな嵐山のお土産なのであります。

2012年11月4日日曜日

古代奈良漬を探してぶらぶら


初めて桜井市の大神神社へ行ったのは、Cityに乗っていた頃なので、もう20年以上昔の話。大神神社へお参りした後、金屋の石仏というのを探していた時に出会ったのが小さな山の上のうどん屋でした。大神神社の横裏のあたり。うどんを食べに入ったら大きなポリバケツがいっぱい並べてあって、自家製の奈良漬を作っているとか。これが初めての、全然甘くない古代奈良漬でした。その奈良漬がおいしくて、3・4年後もう一度買いに行ったこともありました。

山辺の道の帰りに、その古代奈良漬けを探してみました。何しろその当時からおじいさんとおばあさんのお店。3時ころにはもう店を閉める準備してたから、店は開いてないなとは思っていましたが、見つかりませんでした。帰りにJR三輪駅の前のタクシーの年配の運転手さんに聞いたら、おじいさんが亡くなってからその「山川茶屋」はやってない、とのことでした。

JR奈良から近鉄に乗るべく広い通りを歩いていると、奈良漬屋さんが多くある。その一軒に入り、甘くない奈良漬が欲しいというと、甘さは人によって違うからと云われてしまった。さらに砂糖を入れない奈良漬は苦いばかりで美味しくないと。味見させてもらったら、そこそこ甘い。まぁいいかと、すいかと大根だけを買いました。
さらに歩いて行くと、ご大層な門替えの老舗の奈良漬屋さん。一目見ただけで高そう、という感じ。きっと奈良では有名なお店なのでしょう。

高くて失敗してもいいやとお店へ入ったら、主人が「うちの奈良漬は思うてはる奈良漬と違います」といきなりきたもんだ。「デパートの奈良漬のように甘くありません」 「色が黒くてびっくりされる人多いので説明させてもらっています」 「食べる分だけ洗って、冷蔵庫で3~4日ラップかけて寝かせてから召し上がってください」 「奈良漬は賞味期限で選んでください、うちのは2年、常温でもちます。」 「いろんな甘味や添加剤をいれるから日持ちしない」 「江戸時代は冷蔵庫なんてないでしょ、奈良漬は日持ちするもんなんです」 この「江戸時代に冷蔵庫ないでしょ」というのは3回ほど云うてはったわ。

でも味見させてもらったら、これがおいしい。全然甘くない。そういえば、あの三輪の「山川茶屋」の奈良漬も黒かったのを思い出した。三条通りの「今西本店」というお店。酒の香の濃い、独特の奈良漬け。ああ、ぶらぶら歩いてると、いい発見もあるもんだ。

2012年8月12日日曜日

比良の山荘で、鮎に舌鼓

いや~、ゴージャスな週末ではありました。
若い頃からずっとお世話になっている代理店のデザイナーのK林さんが山荘を建てるという話を聞いたのはもう随分前の話。大工さんに頼んでももう一つうまくいかないので、自分で建て始めたという話も聞きました。その山荘が建ったので「おいで」というお誘いを受けてから5年は過ぎたでしょうか。会社をリタイアされて、ちょっと疎遠になってはいましたが、今年ひょんな事で、またメールなどすることになりました。

湖東と湖西。滋賀のお酒を2本持って、お伺いしました。「比良」は京都駅から新快速&各停で30分くらい。その気になればとても近いのです。電車を降りれば懐かしい笑顔。さっそく近くの温泉へ。
夕方からぼちぼち呑み始めました。まず、およばれしたのは、「山うに」。豆腐の味噌漬けを発酵させたチーズのような濃厚な味わい。名前は知ってましたが、食べたのははじめて。クセになりそうなおいしさです。
そしてメインディッシュは、昨日安曇川で釣ってきたよという、鮎。色もカタチも最高。なんでもこのシーズンが一番大きさがいいとのこと。オレンジの筋もきれいです。塩焼きを頭から、がぶり。

食卓からテラスに場所を移して、さらに乾杯。ここでも「おすすめなんや」という、鮎の一夜干しをいただきました。
昔から、何回、鮎をいただいたことでしょう。ある時は「鮎ぎょうさん釣れたから取りに来い」ということで、お宅に伺ったことも、川からそのまま軽4輪で西院までお届けしてもらったこともありました。
毎年、美味しい鮎を釣って食べる。いい趣味だなあと思うのですが、僕には出来そうもありません。
染色家で美人の奥様といっしょに楽しい時を過ごし、お泊りまでしてしまいました。
ほんとうにどうも、ごちそうさまでした。

2012年5月13日日曜日

BAR探偵の夜

その探偵は、百万遍にいた。大きな通りからちょっと中にはいった、商店街のハズレのような場所だった。夜だったから。正確に言えば1軒目の店で呑んだ後だから、はっきりと見えてはいないが、焦げ茶のスーツを着ている印象だった。木香薔薇が今を盛りにびっしりと咲き、探偵の左半身を隠していた。木のドアの硝子の向こうでは、なにやら多くの人がひしめいている。「今日は貸切です」の文字。特別な夜が始まっているようだ。

その探偵は、BARの名だ。探偵「濱マイク」シリーズで注目を集めた、林海象がやっている店だ。なんでも古い喫茶店が壊される寸前に買い取って、BARにリユースしているらしい。「古いから、内装がいいでしょ。シンメトリーでないところがいいんです」と本人が言っていた。
どうやらこの夜は、開店5周年のパーティの夜だったらしい。連れの一人、謎のウクレレ弾きが強引にスタンディングでOKだからと、ぐんぐん店の中に入っていく。

その夜の探偵は、映画好きのおもちゃ箱みたいだった。造形大学の映画学科の学生たち、映画の照明さん、新聞記者、女優らしい女はカウンターに座ってハイヒールを投げながら浅川マキを歌っていた。
そのカウンターの奥には林監督の秘密の部屋。本箱をギィと押せば、潜水艦のような部屋に入れる。どうやらここが個人事務所で、今夜だけ特別開放らしい。「この赤く鉄さびの浮いた壁、潜水艦らしくていいでしょ。みんなベニアです。映画はベニアです。映画の美術さんはスゴイんです」とうれしそうに説明してくれた。そういえば「探偵事務所は奥へ」の張り紙もあった気がする。

その探偵を、あとにしたのは、日付が変わるちょっと前。湖西に住むもう一人の酔っぱらいは、あわててタクシーに飛び乗って駅へと向かった。

2012年5月6日日曜日

筍を掘ってきた

ゴールデンウィークの真ん中あたりで、筍掘りに行ってきました。昨年亡くなった義理の兄のお友達が、春になったら筍とりにおいでと、誘ってくれていたからです。
その I 氏が住んでらっしゃるのは月ヶ瀬。梅林のすぐ近くです。いつもゴルフへ行く木津の方から、木津川に沿って東へ。笠置を通り、月ケ瀬口から南へ向かいます。京都から約2時間。でもR163は昔より走りやすくなっていました。

この I 氏はなんでもこの月ヶ瀬に移って12年くらい。自給自足的な暮らしをされているそうです。家のまわりにいろいろな食べられる葉の樹木を増やし、畑を耕し、お客さんを招いては旬の味覚をふるまってるとか。
京都に住んでいながら、筍掘りは初めてです。あいにくのぐずぐずの天気の中、裏山へ。よくみる、ふかふかの竹の林と違って、山の斜面に生えている筍は、土も結構固い。小さなシャベルで掘り出して行って、筍の全体の姿が見えてからスコップをグサリと入れて切る。
天気の悪いこともあって、掘りおきしてもらっていた筍とあわせ、たいそうな量の筍をいただいて帰りました。

筍掘りのあとは、奥さんの手料理の山菜づくし。なんでも自然食品の料理研究家とかで、料理のおいしいこと。・たらの芽 ・ウド ・よもぎ ・こごみ ・コンフリー ・ こしあぶら などなど、食べたことのない山菜の天ぷらもありました。
自然の中で、季節を五感で感じて暮らす。街を離れられないボクとしては、こういう人とのおつきあいはとても大切かもしれません。