お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2010年1月31日日曜日

今年の春便り、第一便です

昨日はとても暖かく、病院にお見舞いに行った帰りに御所をブラブラ。なんともう、梅が咲きはじめていました。近づくと梅のよい匂いがほのかにただよってきます。御所をバックに梅の写真をと思ったのですが、見まわしても咲いているのはこの梅の木のみ。でも他の白梅などもぷっくらと蕾がふくらみ、ずっと暖かだと来週はもっと咲き、カメラを向ける人が多くなっていることでしょう。

御所はさすがに観光客は少ないものの、暖かい日差しに誘われて、散歩する人や、子どもと遊ぶ人の姿が多くみられました。グランドでは野球をする少年チームの声が響き、御所らしいいい空気が流れています。

帰りに二条のシネコンで映画を見て帰りました。映画は、テリー・ギリアムの「Dr.パルナサスの鏡」。死んでしまったヒース・レジャー(「ダークナイト」のジョーカー役でアカデミー助演男優賞)を中心に、ジョニー・デップやジュード・ロウ、コリン・ファレルが共演。トム・ウェイツが悪魔の役で出ているのにはビックリでした。
映画はもう、超豪華なモンティ・パイソンが炸裂。始めは眠たかったけど、お話が佳境にはいるとぐんぐん引き込まれていきました。でもこの映画、好きな人キライな人はっきり別れてしまうでしょう。
モンティ・パイソンが好きな人にはおすすめ(あとでテレビでみるより。映画館がいいと思います)。

2010年1月24日日曜日

ベルリーナ、今見てもいい姿


わが家の自家用車の第1号は、このダイハツ・ベルリーナです。写真はネットから見つけたものですが、このカタチこの色。たしか、800ccで2ドアクーペでした。1964年製。イタリア人がデザインした車で、その後イタリアデザイナーの手になる日本車が増えていきます。
木目のパネルに、3本スポークのステアリング、かっこいいのに、シフトはなぜかコラムシフト。この部分だけガックリでした。センターピラーについた小さなオレンジの方向指示灯がアクセントでした。免許とりたての父が、近所の自動車整備工場から買った車です。


オソロシイことに、買ってすぐ、父の田舎の九州まで家族4人で帰りました。東京オリンピックの時代。まだ中国道などの高速道路があるはずもなく、道もひどく過酷な旅行となりました。帰りはみんな汽車で帰りたかったはずです。きっと、父も。
そうそう、この車の真っ赤なオープンカーがでてくるTV番組があったのです。月光仮面やジャガーの眼の続きで、大瀬康一主演の「バックナンバー333」というものでした。旧~~ッ。

高校を出てすぐ免許を取りました。運転を始めてしばらくは、このベルリーナにお世話になりました。すでにポンコツで馬力もない車でしたが、柔らかな曲線のデザインは好きでした。それから2年くらいたって廃車になってしまいましたが。

2010年1月16日土曜日

「ウィローズ」まで歩いて

ホノルルへ行ったら、また行きたいレストラン。行く人にぜひおすすめしたいレストラン。それがウィローズです。ワイキキから30分ほど歩いて、カイムキのモイリイリという町の住宅街の中にあります。時間のない人はバスかタクシーを利用して、ぜひどうぞ。名前通り、柳の木と大きなゲートがお出迎え。一歩中に入れば、えっ、こんなに広いのとビックリです。

レストランは池の上の船のよう。庭の池には本物のカヌーが浮かんでいます。レストランの奥の庭には小さなチャペルも有り、別室のホールでは結婚パーティが行われているようです。
ポッドキャスト情報では、地元の人から愛されているレストランだとかで、ぜひ行ってみたかったのでした。

お昼に行ったのですが、1メニュー。お昼のバイキング=$16.00くらい。でも、このバイキングがお値打ち。カルアピッグやラウラウといったハワイの伝統料理から、おいしいと評判のカレーまで、さまざまな料理が楽しめます。隣室のキッチンで好きな料理を盛ってきて、あとは飲み物をオーダーするだけ。とても気楽に楽しめます。
地元のお爺やおばあがサークルの集いのように歓談しているのも和やかな雰囲気。店内のスタッフが年寄りに気を使っている様子がとても自然で、いい空気が流れていました。
多分、平日でお昼が遅かったので空いていたのでしょう。予約もせずに行ってもOKでした。わざわざここまで来る観光客は少ないみたいです(夜のオプションツアーで、ホノルルの夜景を見てこのウィローズに来るというツアーはあるとか)。

帰りはまた、ぶらぶらとアラワイ運河沿いにあるアラワイゴルフコースに沿ってアラワイパークの方へ。そしてワイキキの端から端へぐるっと回って帰ると、2時間以上たっていました。こんな感じで、レンタカーを借りていない日は、アラモアナ方面へダウンタウンへ、ワード方面へと、ほとんど歩いていました。お昼はちょっと頑張ったので、夜食はお安くフードコートへ。

2010年1月9日土曜日

彼らは何処へ



たぶん妙心寺あたりのお坊さんの修行でしょう、ときどき雲水さんが「ほぉ~~~」と声を出しながら町内を歩いていきます。(「法施(ほっせ)」といっているらしい)。休日の朝とかが多くて、眼を覚ましてしまいます。いつもは10人前後なのですが、この前会社に行く時に、西の方から50人くらいの雲水さんがこちらに向かってきたのでびっくりしてしまいました。
そういえば、その前の休日に嵐山の天竜寺に行ったとき、若い坊さんが集団でいたので、きっと彼らなのでしょう。


昔は玄関に立ち止まり、お経のようなものをあげてくださり、母親がお米などをあげていました。今は各家を回って托鉢するより、お経をあげながら通り過ぎていくという印象です。
冬の寒いときにわらじ一つでと思って足下をみたら、なんかスニーカーのようなモノを履いています。おやおや、それもお揃いみたいです。京都のお寺で修行の合宿があるという感じです。

ベテランの雲水さんの声は透き通り、よくハモり、町内に響く「ほぉ~~~」が輪唱のようで、とてもキレイなのですが、この日の雲水さんたちはバタバタと騒々しいのでありました。
そう云えば昔は、虚無僧さんも町内を歩いていた。家で留守番している時に、玄関の前で尺八など吹かれて、とても怖かった記憶があります。

時代劇のスパイはみんな虚無僧の姿をしていましたね。虚無僧さんの姿は、最近、町中はもちろん映画の中でさえ見なくなりました。

2010年1月3日日曜日

「お宝」探して、セーリング


あけましておめでとうございます。
二番底が来るだの、鳩山政権は参院選まで持たないだの、どうも落ち着きがない世の中。そう言いながら通勤電車で出かけ、一年の大半を都市で働き、帰ってもTVの情報を中心に暮らしていると、どうもそのペースに乗せられてしまっているみたいです。「稀薄」で「ちゃらちゃら」で感動のない時の流れ。
そうした流れには流されず、というより、流れを気にせず、流れに足をとられることなく、しっかり歩いていける術を見つけなければと思う新年であります。
写真はいつもお参りに行く上賀茂神社で買った宝船の版画。今年が皆さまにとって、幸せ多い年でありますように。本年もマイペースで「お宝」探して、お気楽さんぽしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。