お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2016年3月31日木曜日

花に嵐を



嵯峨野の周辺に住んでいていいのは、散歩コースに恵まれていることですか。おのずと5つくらいのコースに固まってしまうのですが。畑や田んぼもたくさんあります。風致地区として景観を守るために、開発されず、地道も多く残っています。さすが昔のように、馬糞が落ちていたりということはありませんが、整理された田舎の風情ではあります。風景画を描くような趣味でも持ちあわせていればいいのですが、これはもうすこし老人になってからにしておきます。

今、春が一気に来ています。もくれんの花はすでにはらはらと落ち、所々に土筆の顔も見られます。あと一週間もすれば桜は満開。田んぼには蓮華やたんぽぽが咲きほこることでしょう。 近くの農家の軒先では朝堀の竹の子を売っていて、小さな竹の子が4つほど入ったザルが千円也。とても柔らかい、やさしい味でした。

なんて、穏やかな春。こんなことではいけない。もっと刺激的な、記憶に焼け付くような熱い時間を過ごせればいいのですが、ラジカルな春はなかなかやって来ません。日々の環境を変えていく勇気を。バカを楽しむ、行動力を。「花に嵐を」。大きく育ってきた絹さやに水をやっている場合じゃないぞ、と思う今日この頃ではあります。



花の道  犬につられて あくびする