お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2011年5月22日日曜日

靱(うつぼ)公園の、バラ満開

お昼を食べた後、いつも行く喫茶店がある。昼はコーヒー。時代が変わっても、会社の場所が変わっても、この習慣は学生時代から変わらない。給料が少なくて小づかいのない時代も、この費用は捻出していた。
しばしのバカ話。しばしの雑誌読み。ところが、こうした時間を過ごせるサテン(喫茶店)が、近頃無くなってきた。京都はまだ学生のような大人が多いせいか、この手の喫茶店はけっこう残っているが、それでも大学の周りの喫茶店は激減しているようだ。

スターバックスやドトールはオフィス街には多いが、こうした喫茶店は少ない。で、最近、句読点のような時間を求めるサラリーマンが増えたのか、いつもの喫茶店も時間がすこし遅くなると入れなくなってしまった。何時行ってもガラガラの喫茶店だったのに、ボクたちはコーヒー流民となってしまうのだ。
この日も「いっぱいで無理やわ、ちょっと散歩してきて」とママにいわれてしまった。

そこで足を向けたのが近くの靱公園だ。昔、会社はこの近くにあり、よくお弁当を持って食べに行っていた。その頃はコロシアムのようなメインのテニスコートがあり、その階段状の席で、テニスする人を眺めながら昼を食べたものだ。そのテニスコートも今はなくなり、昔から有名だったバラ園が大きく広くリ・デザインされた。
まさに、今が見頃。よく手入れされたさまざまなバラが咲き競い、さまざまな香りを楽しませてくれる。ああ~、ベンチに座り、ビールなど飲みながら、本など読みながら、うたた寝してしまう人になりたい。この靭公園のバラは、この季節のトピックス。きっとNHKのニュースでも紹介されているだろう。

2011年5月15日日曜日

アナ・ホテルが倒産してしまった


最近おき楽さんぽの頻度が少ないので、ハワイ・ネタを。

前にハワイに行ってもう2年半ほどになりますか。ワイキキに行ったら泊まってみたいホテルがありました。ハワイ・アナ・ホテルといいます。ロイヤルハワイアンの西側の位置にあり、ビーチにもすぐ近く。高層のホテルが林立するワイキキにあって、3階建ての低層ホテルです。いくつかの棟に分かれ、真ん中には小さなプールが。
「ハワイアン・アイ」の60年代ハワイに、一気にワープしてしまうような、超アットホームなホテルのようでした。なんでこんな所にこんなホテルが?!という隠れ家的なホテルです。


前いったときに泊まりたかったのですが、ちょうど後ろで超ゴージャスな高層リゾート・トランプタワーの工事の真っ最中。音もうるさいだろうし、陰になるし、上から工事の人に見下ろされるのも気分悪いしと、宿泊を見送ることにしました。
で、あきらめきれず、今度こそはと、ハワイに行ったときにホテルを覗きにいきました。ご覧のように花いっぱいの、小さな天国のようなホテルなのです。
ところがなんと昨年、突然倒産してしまいました。日本が不景気なため、日本人観光客もだだ減りのワイキキは経済的にもしんどいらしいですが、倒産してしまうとは。にっくきは、金の亡者トランプタワーであります。

非常に残念ではありますが、もう一つ残されたカードがあります。それがアナホテルの隣のブレーカーズです。日本人の茶道関係の経営か、お茶室まであるようなのですが、ちょっと古くて汚そうなのがHPの写真からもわかります。
でも同じような低層のマンション。このホテルまで無くならないうちに、またハワイへ行ってみたいものです。
3.11の震災後、日本人観光客も目にみえて減り、ピンチのハワイらしいですが、長期の被災者受け入れを無料で提供するとアロハしてくれた人たちに「観光」でお応えしたいです。

2011年5月7日土曜日

サルサ、レゲエ、こんにちは


このGWになる前から、身内にちょっと不幸があって。なかなか「お気楽」という雰囲気にもなれずこのブログもほっておいたのですが、ぼちぼち再開とMacにむかいました。
で、テーマはCD。故人はレゲエやサルサといった音楽が好きで、家の棚はその手のCDであふれています。また仕事でパリにもよく行っていたので、フランスの変なCDもいろいろあります。ボクにとっては、今まであまり馴染みのない分野なので、面白そうなCDを20枚ほど借りてきました。

なにしろ、真夏のカッと照りつけるような土地のレゲエを、部屋でもお店でも響かせていた人ですから。知らないアーティストのCDばかり。でも、いろいろ探してみると、ちょっと聴きたくなるものがありました。
サルサも、ニューヨークのJAZZスポットで、ちょっとアレンジされたLIVEはなかなかいい感じ。<エル・グラン・コンボ>などのLIVEも初心者には馴染みやすそうです。好きな音楽ばかりでなく、違う扉を開けて入っていく。そんな中のCDを一枚、部屋に流しながら書いていますが、自分の空間の色が変わってくるから不思議です。

この関係では<Buena Vista Social Club>はDVDも持っているし、CDも何回も聴いているけれど、それ以上ほかのを聴くには至りませんでした。でも、ライ・クーダーは好きだしと思っていると、かれのコレクションにも10枚ほどありました。音楽の共通項がこんなところにありました。
病気になって好きなお酒も飲めなくなっていましたが、いやあ残念。お酒を飲みながら、ライ・クーダーを聴きながら、馬鹿な話のできる人が一人いなくなってしまいました。