今春「フェスティバル・タワー」がオープンしたばかりだが、向かいの朝日新聞ビルの取り壊しがさっそく始まった。工事フェンスからは、屋上の一部だけが見えている。
屋上から見れば、堂島川と土佐堀川の2つの川は、あたかも波を分けて進むイメージ。大阪湾へと航海する豪華客船だ。(もうすぐオープンするダイビル本館も同じコンセプト、客船をイメージした曲線が特徴なんだそうだ)。
空飛ぶ飛行機やヘリに、位置と高さを知らせる、航空灯台。夕闇せまる頃から、赤・緑・白の三色にイルミネーションされ、3000ワットの光の矢が夜空に放たれていたらしい。思い浮かべれば、なんてモダンなシティ・イメージなんだろう。きっとわくわくするポスターもあったのだろう。
そういえば、もう今はない京都の朝日新聞ビルは、東郷青児の壁画。レストラン「アラスカ」もあったなぁと思い出してしまった。