お気楽さんぽ

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2011年2月27日日曜日

お楽しみは、「いちご白書」

ボート部の学生たちが川を漕いでいく。1966~68年頃のコロンビア大学の大学闘争を描いた「いちご白書」は、日本では1970年に公開された。大学の理不尽・横暴な体制に抵抗していくノンポリの学生が主人公だった。
パリに始まった学生たちの闘争は、アメリカにそして日本に飛び火してきていた。日大闘争も、東大闘争も、そして私たちの大学の闘争もそれぞれが抱えていた問題は違ったけれど、パワーが連携して時代を熱くしていった。

そうした、日本の大学闘争の後半、熱い余韻がまだ残っている頃。そして凄惨な連合赤軍事件とかが起こる前、この映画は登場した。激しい東大闘争の映像を見たあとでは「すこし甘い味付け」の映画かもしれなかった。でもこうした運動スタイルが、アメリカの学生のスタイルなのだろう。
住民を巻き込んで、「大学の街の問題」になっていくことにも感心した。
そして、こうした問題にあまり深く関わらない「私たち的」には、それなりに共感できた映画だった。



良かったのは、ストーリーでも、映像でもなく、音楽だった。クロスビー・スティルシュ・ナッシュ&ヤングのアルバム「デ・ジャブ」や、ジョン・レノンまで、ずっといい音楽が全編に流れていた。音楽でメッセージしていた。いわば映画が、音楽のプロモーションビデオのような感覚で、その感覚が新しかったのだろう。
垢抜けない女学生闘士、キム・ダービーもよかった。しかしアメリカは暴力的な国だ。市民にたいしても、すぐ州兵を呼びよる。

2011年2月20日日曜日

白いルノー・アルピーヌ発見!

この前、車の点検でディラーに行ったら、まだキレイなルノー・アルピーヌがガレージに入っていた。白いアルピーヌを見たのは初めてだったが、とても品があった。いつ頃の年代のものだろう。ルノー・アルピーヌは昔からの憧れの車だ。
昔というのは、中学から高校くらい。車のレースやラリーに興味を持って雑誌を買い始めていた頃からだ。国産車ではブルバード3Sが、ヨーロッパ車ではミニやこのアルピーヌがラリーでは活躍していた。サーキットでは、日産R381やトヨタ7がしのぎを削っていた。福沢幸雄とか、懐かしい。友だちと鈴鹿までレースを見に行ったのを覚えている。車もないのにどうして行ったんだろう。

石原裕次郎の「栄光への5000キロ」はモンテカルロのラリーシーンから始まるが、そのシーンでもルノー・アルピーヌが登場していた。流麗なボディからヘッドランプが飛び出したスタイルは、いかにもラリーのチャンピオンカーという感じ。それにフォグランプが4つも6つも付くから、迫力も凄かった。氷雪のラリーには強かったという印象がある。
でも圧倒的な人気は、やっぱりミニなのだろう。今でも、オールドミニに、モンテカルロラリーの荷台を屋根に載せて走るミニをときどき見かける。

スーパーカーというものではないし、年代もけっこう古いので、車の博物館くらいでしか見られないと思っていた。まさか、現役で点検を受けているアルピーヌに会えるとは。維持費かかるやろなぁ。
「栄光への5000キロ」は「黒部の太陽」の翌年の作品だが、この映画でも、ジェームズ・ガーナー主演の「グラン・プリ」でも、三船敏郎が本田宗一郎のようなレース監督の役をやっていた。ちょこっとだけ出て、その存在感で、目立つんだこの人は。アルピーヌのような役者さんだ。

2011年2月13日日曜日

出張帰りに、皇居一周

1時間半も歩いていると、さっき走りすぎた人がまた前からやってくる。反対まわりに歩いていたお年寄りカップルともまた、すれ違う。決まった時間に、決まったコースを走る人たち、歩く人たち、犬と散歩する人たち。そのうち顔見知りになり、連帯は深まっていくのだろう。
この前ひさびさに、東京に出張した。4時頃、虎ノ門での打ち合わせが終わったので、帰りに皇居を一周歩いてみようと思った。疲れたり、日が暮れてきたら、地下鉄に乗ればいいし。桜田門から、時計回りに歩き出した。

皇居のまわりが、みんなの走るコースになっていることは知っていたが、こんなに多くの人が走っているとは。平日なのに、一般社会人も多い。お年寄りも、学生も多い。お堀のまわりはちょっとした公園が多いので、走るのにはぴったりなのだろう。歩く人たちは、観光客が多いようだ。
桜田門から、半蔵門、千鳥ヶ淵を通って乾門へ。そして、竹橋、平川門から大手門、和田倉門まで。東京駅に向かったので完全一周とは行かなかったが、1時間半かかった。

明日からはまた寒くなるという、つかのまの暖かな日々。天気がいいから身体を動かしたいという人が多いのか。半蔵門あたりの土手には、水仙が咲いていた。きっと桜のシーズンには大変な人になるのだろう。
なんども東京には来ているのに、こうして皇居を一周したのは初めてだ。江戸時代からお城が中心なのだから当たり前なのだが、道が放射状にひろがっていて、こっちが青山、こっちが新宿、こっちが水道橋と、街の位置関係がわかって道路標識も面白い。

2011年2月11日金曜日

首の後ろがグギッグギ

最近、首の後ろの方が凝っているみたいだ。首の右側の方だ。寝違えたような感じだが、寝違えたわけではない。思い当たることといえば、楽ちんな体勢=無理な体勢で、TVを見ているからだろうか。首をまわすと、グギッグギという。
それでも上には上がいるもので、この前会社の近くの茶店で話していたら、その会社の人は首全体がまわらないという。寝ているときに寝返りを打つと、あまりの痛さに目が覚め、涙が流れてくるんだって。人生初めての鍼灸にいって、電気ビリビリの鍼を打ってもらったらしい。こんなになったら困るなぁ。

もしかしたら、運動不足かもしれない、とか思った。ゴルフも2ヶ月以上行ってないし、練習もしてないし。で、この前の土曜日は暖かかった(日中13℃もあった)ので、久々に京都ゴルフの舟山コースへ行った。みんな冬は寒いと思っているので、コースはがらがら。2人でまわったけど、前後だれもおらず、午前中も昼も2時間ちょっとでまわれた。冬期割引で安くなっていたし、云うことなし!ゴルフしている間は首のことも忘れていた。勝手なもんだ。

風呂で揉んだり、アンメルツ塗ったり、いろいろしてるけどまだグギッグギ。そのうち忘れるだろう。で、こんなブログの時ってどんな写真載せればいいの。アンメルツ撮ってもしょうがないし、入浴剤撮ってもなぁ。そうそう、今思い出したけど、どこかの漢方のお店でオリジナルの入浴剤を売っているらしく、とても効くらしい。どこの店だったかなぁ、京都なんだけど。

写真は全く関係ない、クルマの写真。前のようなのが後ろ、後ろのようなのが前。京都は結構、かわったクルマが走っている街だわ。

2011年2月6日日曜日

にんにくぎっしり誠養軒の餃子


北野神社の南、下の森商店街の西側にその「誠養軒」はあります。塩爺に教えてもらった店です。ブルーシートで雨漏りを防いでいるような、屋台ではないが屋台のような、とても狭く、とても汚い店ですが、餃子がすこぶるおいしいのです。とんねるずの「キタナトラン」に紹介できるレベルです。こういうお店は、はなから目に入らないような感じなので、誰かに教えてもらわないと一生気づかないままなのでしょう。

行った日は客もおらず、大将はストーブの前でうたた寝をしていました。ガラス戸を開けて入っていくとビックリして起きていました。

ラーメン2丁と餃子2人前というと、 エッという顔を一瞬してました。オーダーした餃子が来てわかったのですが、具が多い。普通の2倍か1.5倍はあります。しかもにんにくがたっぷり。3つほど食べると身体の中が温かくなってきます。
ここの餃子ホントにうまいです。ここは餃子の皮も、ラーメンもすべて自家製。餃子の皮はとっても薄く、ひっぱってもなかなか破れないように作っているとか。ワンタン用の餃子の皮とはレシピが違うそうです。ラーメンもソフトで腰が強く、ちょっと甘みのする麺です。ラーメンの味はちょっと薄いように感じましたが。

餃子の皮は、型でとっているので、あまりが出てきます。それはもう餃子の皮には出来ないけれど、麺には出来るということで、うどんの玉にして売ってます。細麺です。中華料理屋なのでラーメンの製麺機しかないので、細いうどんになるそうです。なっとく。
これがまた、腰があってうまい。きっと、夏に冷やしうどんで食べれば最高と思います。
それにしても、うたた寝する暇あったら、ちょっと店の中を片付けようよ。それだけでだいぶきれいになるはずだけど。