お気楽さんぽ

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2010年10月24日日曜日

チャールズリバー沿いに歩こう

「世界ふれあい街歩き」という45分のNHKの番組があります。街をぶらぶらと歩くだけの番組ですが、なかなか面白い。この前は、録画しておいた「ボストン」編をじっくり見ました。ロバート B パーカーの「スペンサーのボストン」のという本の地図と照らし合わせながら、TVのなかでお散歩しました。


スペンサー・シリーズは、探偵スペンサーがボストンを舞台に活躍する小説で、昔懐かしいハードボイルドの世界が楽しめるシリーズ。もう37巻くらい出版されているみたいだ。全部のシリーズを読むほどのファンでもないが、軽いハードボイルドな空気は、帰りの通勤電車には心地いい。


ボストンという街は、アメリカの古い都市であるだけでなく、海や川があり、空が大きい。そして、坂道も多い。散歩するにも、ハードボイルドな舞台としてもちょうどいいみたいだ。行ってみたいなぁ。

このシリーズ、少しずつ長く楽しみたいと思っていたが、作者のロバート B パーカーさんが今年1月に77歳で亡くなられた。合掌。


タフでありながら、女性に優しい。スペンサーの殺し技の一つが、手料理だ。スーザン・シルヴァマンというガールフレンドを、いろんなシチュエーションでもてなす料理の話が出てくる。その料理のレシピをまとめたのが「スペンサーの料理」だ。なかなか料理を作ってみようという気にならないワタシには、こういう本はありがたい。この秋はこの中から、ミントソースの「ラム・カツレツ」にでも挑戦してみよう。


2010年10月3日日曜日

正しい秋がやってきた

最近、案山子が復活してきたみたいですね。いろんな場所の田んぼで、いろんな案山子を見かけます。マネキンを使用した、かなりシュールな作品も人気みたい。この写真は、広沢の池の近くの田んぼです。なにかコンテストをしているらしく、ずらっと横並び。下にはネームプレートのようなものも見かけます。

レレレのおじさんがいたりカールおじさんがいたり、20体ほど並んでいました。端っこの方には、トラッキーもいました。なかには首と胴が離れていて、かなりホラーなものもあります…。

深く頭を垂れてきた黄色い稲穂と、案山子たち。なかなか正しい秋の風景を見るようで、楽しい気分になってきます。


この辺りの田んぼは、地域の人に愛される田んぼをめざしているようで、春には空いた田んぼで蓮華を育てていました。高さ30cm以上もある蓮華が風にゆらゆら揺れていて、「でっかぁ」とびっくりしました。立て看板によると、幼稚園児がもうすぐ蓮華摘みに来るので、採らないで下さいと書いてありました。


こうした四季折々の田園風景を残していくことで、嵯峨野の価値が高まっていくのでしょうか。落柿舎のあたりでも、観光客のための遊歩道が取っ払われて、もとの田んぼに戻されていました。結構毛だらけです。

ワタシは、人力車にも反対です。特に嵯峨野では狭い道が狭くなるだけでなく、時代のイメージがむちゃくちゃになってしまうからです。お年寄りにはうれしいサービスかもしれませんが、渡月橋あたりだけにしておいてほしいものです。