お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2019年6月14日金曜日

維新探検隊、白虎隊に出会う



 「八重の桜」ブームも一段落の、会津若松に行ってきた。1年ぶり。いつもの維新探検隊の探索がメイン。
会津はJR駅前の像からお土産まで、「白虎隊」が色濃く印象づけられている。写真の石像は、白虎隊の墓から5分ほど歩いたところ。彼らが自刃した場所に建てられている。見ているのは、火と煙に包まれた鶴ケ城。城が落ちたと思い切腹してしまうのだった。


会津藩は藩としての統制がとれ、文武両道優れた武士たちのおかげで、徳川本家からいいように使われてしまう。京都守護職に松平容保が就いたときも、断りきれず、持ち出す資金で藩も民も貧しい思いをした。

さっさと逃げた徳川幕府にかわり、戊辰戦争を最後まで戦い抜き、多くの命を失い、斗南藩へと流されてしまう。「ならぬことを、ならぬ」としてきた会津藩の悲劇が、人にも町にも色濃く漂っているのだった。


それにしても、よく歩いた。。「あかべえ」「ハイカラさん」という観光周遊バスを利用しても、歩く歩く。会津藩主の御廟や、近藤勇の墓などはほとんど山頂。しかも雨が降りはじめ、苔むした石段のやばいこと。いつものことではあるけれど、思い切り疲れ切った足で、おいしい居酒屋を探すのだ。




透かし見る諭吉の夏の旅疲れ