2022年。正月2日で70歳となった。今年の年賀状は「伊達巻」の俳句 で作った。身近な事柄を丁寧に楽しむ一年にしたいものだ。
デザインは「壽」の文字に。あれこれ考えるのが邪魔くさくなってきた。「壽百体」という、色々な形の「壽」があるので、しばらくこれでいこうと決めた。
年初めからテレビで映画はよく見ているが、「落下の王国」という映画に出会った。2006年の映画だが、監督は、ターセム。2000年のジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」という映画が知られている。おなじように幻想的で、詩的で、色のきれいなゴージャスな映像だ。
将来のバスター・キートンを思わせる若いスタントマンが怪我をして入院。そこで出会った骨折した女の子に、ファンタジーな物語を聞かせるというストーリー。その物語と現実が交差していく。
映画のテーマもタイトルも「落下(The Fall)」。舞台は無声映画時代のハリウッドと、夢の世界(砂漠や、海や、王宮や、神話の世界)。病院に来る人々と、物語の登場人物がシンクロしていく。
まったく重要でない夢のストーリーではあるが、現実の物語は妙にリアル。映像に引き込まれていく。
そういえば最近よく夢を見る。長い夢と短編2本がセットになっている。テレビでよく見かけるタレントなども登場するので面白い。夢の続きを意識して見れる時もある。
昔は夢の内容をメモしていたが最近はそんなことはしない。こんなに夢を見るのは、熟睡していないということか。