お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2022年4月8日金曜日

ぼうっとしてる間に4月だ


 今年の冬は寒かった。雪が10㎝積もる日も3回ほどあった。昔の京都みたいだ。寒い寒いと思っているから、早く春が来ないかと桜の蕾もよく見ていたはずなのに。馬鹿陽気が4日ほど続いたおかげで、いきなり開花し、いきなり満開となった。

広沢の池では毎年1月から2月にかけて池の水が抜かれる。「鯉揚げ」という伝統的な行事で、池の鯉やモロコやエビなどが売られる。祇園の料亭あたりからも買いに来ているらしい。

池の水が抜かれ、底に沈んでいた舟が干上がった池に現れた。撤去するのかと思っていたが、ほっておかれたまま2月となり、また池に水が入れられ沈んでしまった。


 もう、4月だ。季節の巡るサイクルが早すぎる。毎日しっかり遊ばないと、2・3ヶ月たってしまうのはすぐだ。10年日記をつけているが、ぼうっとしてるから隙間だらけだ。

コロナで出歩けないからなおさらだ。小遣いを使わないから、貯金が増える。そんなことはちっとも嬉しくない。小遣いが足りないほど遊びたい。


歳を重ねてくると、友達にも健康に問題のあるやつが多く、ゴルフの回数も減ってきた。あと5年もすれば運転免許も返納か。遊ぶなら今のうち。身体が自由に動くうち。ぼうっとしてはいられない。



2022年1月17日月曜日

新年、「夢を見る」という話

 

  2022年。正月2日で70歳となった。今年の年賀状は「伊達巻」の俳句  で作った。身近な事柄を丁寧に楽しむ一年にしたいものだ。

デザインは「壽」の文字に。あれこれ考えるのが邪魔くさくなってきた。「壽百体」という、色々な形の「壽」があるので、しばらくこれでいこうと決めた。


  年初めからテレビで映画はよく見ているが、「落下の王国」という映画に出会った。2006年の映画だが、監督は、ターセム。2000年のジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」という映画が知られている。おなじように幻想的で、詩的で、色のきれいなゴージャスな映像だ。

  将来のバスター・キートンを思わせる若いスタントマンが怪我をして入院。そこで出会った骨折した女の子に、ファンタジーな物語を聞かせるというストーリー。その物語と現実が交差していく。


  映画のテーマもタイトルも「落下(The Fall)」。舞台は無声映画時代のハリウッドと、夢の世界(砂漠や、海や、王宮や、神話の世界)。病院に来る人々と、物語の登場人物がシンクロしていく。

まったく重要でない夢のストーリーではあるが、現実の物語は妙にリアル。映像に引き込まれていく。


  そういえば最近よく夢を見る。長い夢と短編2本がセットになっている。テレビでよく見かけるタレントなども登場するので面白い。夢の続きを意識して見れる時もある。

  昔は夢の内容をメモしていたが最近はそんなことはしない。こんなに夢を見るのは、熟睡していないということか。











2021年10月31日日曜日

毎日俳句大賞の優秀賞を受賞


昨年からコロナで儘ならない日々ではありましたが、緊急事態宣言も明け、ようやく日常に戻りつつあります。みんなのワクチン接種もすすんだので第六波は大丈夫だろうと、タガをゆるめています。


こうしたなか私ごとですが、少し嬉しいことがありました。昨年応募した毎日俳句大賞の一般の部:優秀賞に入選したとの知らせが一月届きました。俳句雑誌への応募でも入選するのは二割あるかないかという実力ですが、いきなり大きな賞をいただきました。

昨年の大雨による千曲川氾濫のニュースで、友人の暮らす町は大丈夫だろうかとGoogleマップで千曲川を源流あたりから辿っているときに思いついた句です。信州は冬・春のスキーだけでなく、仕事で取材に行ったりと、春のイメージをいろいろ思い出すことができ、そうしたなかから生まれました。



 その賞金でゲットした新しいiPadで今、このブログを書いています。今まで使っていたMacBookの挙動がだいぶ遅くなってきたので、これからはPCでしてきた作業をiPadに移行しようと試みている最中です。

俳句雑誌への投句は毎月続けていますが、大きな俳句省の入選は次はいつになりますことやら?



2021年7月31日土曜日

コロナも2年目の夏となりました


久しぶりのブログアップです。知らない間に、このブログでも見に来てくれる人がいてカウンターが増えていました。ありがとうございます。怠けてばかりでスミマセン。

iPadのOSが新しくなって、このブログもiPadから投稿出来そうなので、トライしてみようと思います。うまくいくかどうか?・・・・ 失敗しました!写真とテキストの回り込みなど、細かなところがうまくいきません。またいつか、再度トライ。今回は今までどおりパソコンから。


写真はお散歩コースにある福王子神社。夏越の祓えの「茅の輪」があったので、くぐってきました。今年の京都はまたも祇園祭の巡行がなくなるなど、相変わらずの自粛が続いております。


一週間ほど前からは、東京オリンピック2020 +1 が始まりました。柔道を中心に、金メダルラッシュでびっくり!無観客開催ではありますが、昼も夜もテレビ観戦の毎日です。


私めのコロナ事情ですが、外での飲み会は多少減ったものの、ゴルフにも行くし、ドライブでお出かけもするので、そんなに家に籠って息が詰まるということもありません。おかげさまで、ワクチン接種の2回目も終わり、きつい副作用もなく、日々変わらず過ごしております。が、またまた大阪は緊急事態宣言下に。



この先、どうなりますやら。

2020年5月25日月曜日

コロナ後のニューノーマルへ


今日5月25日夕方、緊急事態宣言が全都道府県で解除された。しかし、学校の再開、他府県をまたぐ移動、イベントやスポーツ大会などは自粛状態。ワクチン開発も第2波襲来までに間に合うのか安心できない。日本は感染者数も死者数もうまく抑えられているようだが、世界にはこれから感染ピークを迎えるという国々も多い。

グローバル化が進み地域と人が密接に繋がると、どこかの地域で発生したウィルスはたちまち全世界に拡がってしまう。
コロナ禍が収まったとしても、次の未知のウィルスが世界に伝播することは避けられない。ウィルス禍の常態化。そうした世界をイメージしておいたほうがいいのだろう。

このコロナ禍で、いろいろな政治的・経済的問題や技術的課題、コミュニケーションのあり方など「これからへの、見えてきた問題」も多かった。そんな中、最近よく聞くのが「ニューノーマル(新常態)」という言葉だ。今までとは違う経済活動、安全保障、国際協力、政治システムから働き方・暮らし方まで、新しいノーマルをイメージしなければならないらしい。


貧富による感染格差 テレワークなど働き方や雇用の変化 地域社会の活性化 キャッシュレス社会への移行 国民を監視するシステムの強化 ケータイなどを活用したネットワークの深化などなど。

5G時代ならではの、個人のデータを情報ネットワークに組み込む社会がスピードアップで実現されそうだ。
暮らしはゴロッと変わるのか?ボクはついていけるのだろうか?
それにしても、今年の高校3年生はかわいそうだ。



2020年5月3日日曜日

コロナ禍で大変なことに


 新型コロナウィルスに揺れている。えらい事になったと、みんなが思っている。
友人がダイヤモンド・プリンセス号に乗っていた頃はまだ他人事だった(その後大変なことになるのだ)。違う友人がイタリア旅行に行ったときは、そろそろヤバかった。中国武漢に発生し、イタリア・フランスに広がり、アメリカでは爆発した。
ちなみに5月2日現在では、国内での感染者数は1万4572人、死者は486人。米国の感染者110万人: 死者6万5千人、イタリアン/スペインは21万人 :2万~3万人という状況だ。世界の国々に較べて日本の死者数は少ないが、それでも問題は深刻だ。京都もまた4月16日に「特定警戒都道府県」に指定されてしまった。

このGWは悲惨で、外出自粛で新幹線も空港も繁華街も高速道路もガラガラ。みんな辛抱して家から出ないようにしている。ステイホーム!キャンペーンが効いているのか。

顰蹙ではあるが、今年の桜はゆっくり見られた。哲学の道も円山公園も人がいないのでゆっくり歩けた。ゴルフ場も空いている。昼を食べずにスルーで回って、風呂も家で入れば問題なし。でもそういう雰囲気もさすが5月は厳しくなってきた。春の高校野球も高校総体も、プロ野球もJリーグも、コンサートもみんな中止。夏開催予定のオリンピックは1年伸びたが、安心できない。GWが終わるまでという自粛期間もひと月は伸びる見込みだ。

マスクや消毒液販売のこと。公園でも子供たちが遊べなくなったこと。高校のグランドから部活が消えたこと。病院関係者やもろもろの差別発言。企業の倒産、先の見えない経済。などなど、今まで問題にならなかったことが喫緊の課題になって現れてきた。
なによりも、いつもの飲み会ができない=友達と会えない。リハビリ中の友達のお見舞いに行けない。ガンと闘病中の友達も心配だ。

2020年3月5日木曜日

俳句をつくる、映画のように



俳句をつくっているというと、いわゆる「花鳥風月」のいかにも「和」の言葉の世界と思われるかもしれません。そうした俳句をつくる人が多いのも事実です。でも、僕がつくりたいのは、もうちょっと今日的な今の世界です。
映画で言えば、ハードボイルドな俳句や、小津安二郎のような俳句です。

例えば俳句雑誌で見つけた句を紹介すると、「大根の抜かれ二時間後の穴か」が前者、
銀座には銀座の歩幅夕永し」が後者の感じです。



短い言葉で、イメージをつくっていく。俳句は写真の世界や、広告の世界ともよく似ています。広告コピーを仕事にしてきた僕には、キャッチを考えるように楽しめる世界です。
短歌のように文字数の多いほうがより具体的に表現できますが、俳句は17文字の瞬間芸。パッと、イメージや、匂いを感じてもらう俳句のメッセージの作り方が僕には向いているようです。

どんなシーンに、どんなモノに焦点をあてるか。モノクロの感じか、毒々しいカラーか。語りかけるように、あるいは地球を見下ろす視点で。いろいろ演出を楽しめるのが俳句。

つくるだけでなく、読むのもたのしい。いろんな映画監督や小説家がいるように、それぞれの俳人たちの、俳句の世界に出会えます。

2020年2月4日火曜日

ブログ、ちょっとリニューアル




遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。


昨年末くらいから友達が脳内出血で倒れたり、膵臓がんになったり、仕事でお世話になった人が50代で亡くなったりと、唖然!とする日々が続きました。
ともするとコミュニケーションがとれなくなる! 年齢的にもそんな人が多くなるお年頃。こんなブログでもちゃんと続けなくちゃ、と思う今日このごろ。





このブログはグーグルのフォーマットを使ってますが、前から、コメントが書きづらいなどと言われてました。どこか違うプロバイダーのBlogでも展開できないか模索中。
昔の「お気楽さんぽ」が見られるこのホームタウンは継続展開し、同じ内容のものをどこかで同時展開していくつもりです。



最近は、俳句の世界のお散歩にハマっていて、2年ほど前から、俳句雑誌に投句したりしています。次回の「お気楽さんぽ」はそのへんの話を。なるべく早くアップします。





2019年7月19日金曜日

会津の「銀座」で日本酒を



最近の福島の日本酒はアツイ!らしい。全国的な賞を次々と獲得しているという。この会津若松も、町をあげて地酒を応援している。というわけで、会津の夜は居酒屋が楽しみ。1日目も2日目も美味しいお店で、地酒を楽しめた。おもに七日町通りの放送局周辺で呑んでいたと思う。「ニシンの山椒漬け」という地元の肴も、行く店々で食べてみた。

二軒目として目をつけていたのが、「銀座九丁目」という日本酒スタンド・バー。銀座でお店をしていた40ウン歳の姉妹が、家の都合で地元会津に帰ってきてはじめたお店だという。お姉さんが「そば」を打って、妹さんがカウンターに。日本酒と蕎麦。ここの日本酒はカクテルグラス。量も少ないので、いろんな酒が呑め、いろんな話が聞けた。おまけに、ここで買ったらいいという酒屋まで教えてもらった。

美味しい料理とお酒、ほどよい町の大きさ、磐梯山や猪苗代湖の雄大な景色。また行きたくなるような会津だった。



今回呑んだ日本酒のなかで、お土産にしたかった日本酒リスト
●「写楽のうすにごり」(宮泉銘醸)=もともと薄にごりが好きで家でも「杣の天狗」がご贔屓。ところが、このお酒は2週間に一回くらいしかお店に出てこないお酒だとか。お土産断念。
●「山王丸」(開当男山酒造)=ブルーの瓶の冷酒で、さっぱり辛口。このお酒がなかったので、同じ酒造の純米辛口(生)に。
● 会津娘「無為信」(高橋庄作酒造)=日本酒バーで教えてもらったお酒。美味しくて、お土産にゲット。
●「会津中将」(鶴の江酒造)=純米吟蔵をお土産に。

この他にも「月弓」「奈良萬(喜多方のお酒)」「末廣」「飛露喜」などをいろいろいただきました。



月満ちてまた地図ひらく海の旅


遠足や忘れられない忘れ物




2019年6月14日金曜日

維新探検隊、白虎隊に出会う



 「八重の桜」ブームも一段落の、会津若松に行ってきた。1年ぶり。いつもの維新探検隊の探索がメイン。
会津はJR駅前の像からお土産まで、「白虎隊」が色濃く印象づけられている。写真の石像は、白虎隊の墓から5分ほど歩いたところ。彼らが自刃した場所に建てられている。見ているのは、火と煙に包まれた鶴ケ城。城が落ちたと思い切腹してしまうのだった。


会津藩は藩としての統制がとれ、文武両道優れた武士たちのおかげで、徳川本家からいいように使われてしまう。京都守護職に松平容保が就いたときも、断りきれず、持ち出す資金で藩も民も貧しい思いをした。

さっさと逃げた徳川幕府にかわり、戊辰戦争を最後まで戦い抜き、多くの命を失い、斗南藩へと流されてしまう。「ならぬことを、ならぬ」としてきた会津藩の悲劇が、人にも町にも色濃く漂っているのだった。


それにしても、よく歩いた。。「あかべえ」「ハイカラさん」という観光周遊バスを利用しても、歩く歩く。会津藩主の御廟や、近藤勇の墓などはほとんど山頂。しかも雨が降りはじめ、苔むした石段のやばいこと。いつものことではあるけれど、思い切り疲れ切った足で、おいしい居酒屋を探すのだ。




透かし見る諭吉の夏の旅疲れ