この2月はおかしな天気が続いた。4月下旬並みの暑い日の二日後には、日本海方面では雪が降るという。そしてまた、暖かくなり、寒くなり。ベランダのプランターで芽を伸ばしている絹さやも、大きくなっていいのかまだ早いのか、迷いながらヒゲのような蔓を伸ばしている。桜の花の蕾も芽をだしたばかりのもの、ちょっとふくらみのあるもの、バラバラだ。
でも2月の暖かい日に散歩するのは悪くない。散歩道の空気は暖かくても、山の雑木林や畑の土にはまだ冬の冷気が漂っていて、風景がひきしまって見える。下を見ながら歩けば、硬い土に閉じこめられたさまざまな草たちが、春に向かってエネルギーを充電している様にも見える。もうすぐ春が、一気に咲く。
スキーをしていた頃は2月は楽しみ多い月だったが、この10年ほどは、とじこもり月間。寒い中をうろうろしたくないのだ。あんなに友達と連れだって行ってた「かに+温泉一泊旅行」もすっかりご無沙汰。これでは、いかん。来年の2月からは、ちょっと新たなイベントなど考えてみよう。
ところで今、外を見てみたら雪が降っている。ちょっと積もりかけている。一昨日は北野さんの梅を見に行くほど暖かかったのに。ほんとに今年の2月はおかしな天気が続く。
春握る コブシきらきら 旅の空