お気楽さんぽ

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2016年11月21日月曜日

もう一つの「ジンジャーエール」



万平ホテルの続き。メインバーのバーテンダーさんとの話は、レーズンバターから始まった。最近これをオーダーする人は珍しい、らしい。「都市のホテルのバーではメニューからなくなってきてるらしいですよ」とか。それにしても万平ホテルのバーのそれは、1本まるごと切ってくれるのでグラスに山盛りになっていた。


ここの名物は「ジンジャーエールなんですか?」と聞くと、「あぁそれは、カフェテラスの方の名物です」といわれた。「甘いですよ」とも。「甘いジンジャーエールが多いですね、甘いのはあまり好きじゃない」というと。「そうでしょ。辛いジンジャーエールってなかなかないんです」と話しながら、オーダーしたジントニックを作ってくれた。そしておもむろに「私のジンジャーエールのレシピ差し上げましょうか」と言ってくれた。
「このジンジャーエールをいつもバーで出しているわけではないんですが」という特別裏メニューらしい。「鷹の爪を入れるところがミソです」。このコピー一枚が今回の旅行のいちばんのお土産かもしれない。


その「ジンジャーエール」を帰ってから早速作ってみた。
水200ccに対して、生姜100g、三温糖70g、蜂蜜10g、グローブ4ヶ、鷹の爪1~2本、シナモンスティック1本、レモン1/2、塩ひとつまみ。
●生姜を皮の付いたまま擦る  
●レモン以外の材料を鍋にかける  
●弱火で20分火にかける。たまにかき混ぜる。沸騰させないこと(スパイスの香りが飛ぶから)。  
●漉す  ●氷水で冷ます  
●レモンをしぼる
●原液1に対し、炭酸水は4    
※賞味期限1週間 
多く作ったら冷凍庫で保存する


最初なので400ccを作りました。漉す時は、茶こしの上に緑茶のティーバッグをのせて使用。なかなかスーパードライな「ジンジャーエール」の出来上がりです。夕食の時「ジンバック」にして飲んでみましたが、ジンの味より強烈なので、炭酸を多めに入れて薄めました。風邪に効きそうな「ジンバック」でした(写真は冷蔵庫の氷で、美味しそうでないですが)。



夜の湖 凛と立つ鹿 バーの絵に (鯛風)


ぐつぐつと 好奇心煮る 長き夜