お気楽さんぽ

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2016年5月9日月曜日

変わらぬおつきあい


 また、この季節がやって来た。広告ではないけれど、毎年おなじみのおつきあい、人と人との出会いこそ、愉しい。冬のカニは、またあのメンバーと味わいたい。春が近づいたらあの人に会いに行こう。夏の京都ではあのグループの呑み会が待っている。秋のゴルフはいつもの仲間たちと。変わる季節の美しさも味わいも、自然の風や光のきらめきも、そこに変わらぬ人たちの顔があるからこそうれしい。

そういうおつきあいの一つ、月ヶ瀬の「筍」掘りに行ってきた。知人のI氏の山荘の竹藪で面白いように獲れるのだ。ついでに「ふき」もいただいてくる。今年は別に「蕨」もいっぱい獲ることができた。「筍」は大きいけれど、掘りたてだからとても柔らかい。

このイベントの最大のお楽しみは奥様の手になるお料理をいただくこと。山荘周辺の「タラの芽」「よもぎ」「蕨」「うど」「こごみ」などなどの天ぷらやおひたしサラダが食卓に並ぶ。さらに今年は庭で豪快に焼いた「焼き筍」、さらにメインは「鹿肉のクリームシチュー」。いやぁ、ありがたい。残念なのはクルマの運転があるため、ノンアルコール・ビールになることだけだ。


ネがしつこい性格なのか、みんな寂しがり屋なのか、長く続くイベントが多い。もう20年続いてるなぁ、そうかもう30年になるか。そんな集まりばかりだ。最近は40数年前の学生時代の仲間たちとのゴルフも頻繁だ。でもこれではだめなんだろうな。この集まりは去年から始まった。そんな新しい「おなじみ」を増やしていく努力もしてみよう。



むせるよな 春の記憶も 風となり


春はまた 苦みもうまし 青い空  (鯛風)