お気楽さんぽ

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2012年11月4日日曜日

古代奈良漬を探してぶらぶら


初めて桜井市の大神神社へ行ったのは、Cityに乗っていた頃なので、もう20年以上昔の話。大神神社へお参りした後、金屋の石仏というのを探していた時に出会ったのが小さな山の上のうどん屋でした。大神神社の横裏のあたり。うどんを食べに入ったら大きなポリバケツがいっぱい並べてあって、自家製の奈良漬を作っているとか。これが初めての、全然甘くない古代奈良漬でした。その奈良漬がおいしくて、3・4年後もう一度買いに行ったこともありました。

山辺の道の帰りに、その古代奈良漬けを探してみました。何しろその当時からおじいさんとおばあさんのお店。3時ころにはもう店を閉める準備してたから、店は開いてないなとは思っていましたが、見つかりませんでした。帰りにJR三輪駅の前のタクシーの年配の運転手さんに聞いたら、おじいさんが亡くなってからその「山川茶屋」はやってない、とのことでした。

JR奈良から近鉄に乗るべく広い通りを歩いていると、奈良漬屋さんが多くある。その一軒に入り、甘くない奈良漬が欲しいというと、甘さは人によって違うからと云われてしまった。さらに砂糖を入れない奈良漬は苦いばかりで美味しくないと。味見させてもらったら、そこそこ甘い。まぁいいかと、すいかと大根だけを買いました。
さらに歩いて行くと、ご大層な門替えの老舗の奈良漬屋さん。一目見ただけで高そう、という感じ。きっと奈良では有名なお店なのでしょう。

高くて失敗してもいいやとお店へ入ったら、主人が「うちの奈良漬は思うてはる奈良漬と違います」といきなりきたもんだ。「デパートの奈良漬のように甘くありません」 「色が黒くてびっくりされる人多いので説明させてもらっています」 「食べる分だけ洗って、冷蔵庫で3~4日ラップかけて寝かせてから召し上がってください」 「奈良漬は賞味期限で選んでください、うちのは2年、常温でもちます。」 「いろんな甘味や添加剤をいれるから日持ちしない」 「江戸時代は冷蔵庫なんてないでしょ、奈良漬は日持ちするもんなんです」 この「江戸時代に冷蔵庫ないでしょ」というのは3回ほど云うてはったわ。

でも味見させてもらったら、これがおいしい。全然甘くない。そういえば、あの三輪の「山川茶屋」の奈良漬も黒かったのを思い出した。三条通りの「今西本店」というお店。酒の香の濃い、独特の奈良漬け。ああ、ぶらぶら歩いてると、いい発見もあるもんだ。

2 件のコメント:

  1. AOしゃん、相変わらずアクティブやなあ。足軽やなあ。(フットワーク)奥様も幸せやなあ。
    そんなに、あっち、こっちと動いて疲れん?まあ、病気予防にはえいがやけんど、やり過ぎたらいかんぜよ。
    あっ!録画したニューシネマパラダイスを見んといかんがやき、おやすみ。

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  2. 主水さん、おはよう。
    アンタは幸せやと、嫁に直接言ってつかぁ〜さい。
    また、呑みに連れていきます。

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