
それにしても元気な年寄りが多い。
70歳くらいのオジジ・オババが頭にバンダナ巻いて降りてくる。朝早くからお詣りしてきたのだ。こっちは二三十分も歩くと休憩。登り始めた頃に、この人大丈夫かなと思ったご婦人にも追い抜かれてしまう。ゆっくりと一歩ずつ休みなく登って行かれた。やっぱり、カメさんは早いのだ。
「山ガール」ブームのおかげか、出会う人のウェアが色とりどりできれい。
紙袋だけを持ったおじさんは「町内会の打ち合わせを今、山頂の神社でしてきました」と行った感じで降りてくる。汗もかいてない。タオルも持っていない。タフな人だ。

やっと着いた。まず、山頂の愛宕神社にお詣り。この最後の立派な石の階段が、またきついのよ。百段くらいあるのかな。お詣りの後は、境内でお弁当。肌寒く、桜もまだ堅いつぼみで、花咲くのはこれからだ。
帰りは、山つつじがきれいな山道を水尾の里方面に降りた。ゆずの里も、このシーズンは閑か。桃の花と、垂れ桜を楽しみながら、早春らしいせせらぎ沿いの旧道を保津峡まで歩く。
清滝から約3万歩のハイキング。登り下りの3万歩はきつく、風呂上がりのサロンパスがあ~じんわり効いてくる。
それぞれの あたご道空へ 山つつじ