お気楽さんぽ

お気楽さんぽ

2010年2月7日日曜日

今朝は久しぶりの雪景色


今朝は久しぶりに雪が積もっていた。昨日の朝もうっすらと積もっていたが、8cmくらい積もったのは、今年初めて。京都にもやっと冬が来た感じだ。でも、空は快晴。きらきらまぶしい雪景色。だが、溶けていくのも早い。高校生たちがサッカーの練習をしていた真っ白のグランドも、もうすっかり雪は消えてしまった。

雪を見るのが本当に少なくなった。京都では最近は、年に2回か3回積もるくらいだ。どこの町でもそうだろうが、昔はもっと雪が積もっていた。昭和30年代くらいまでか。家の近くの道はアスファルトではなく、地道だったせいか、雪の遊び場になった。

雪なげ、雪だるま、近くの坂道では、ソリまで出来た。そんなことして遊んでいる子どもたちを見かけなくなった。
子どもたちは最近、外で遊ぶのを忘れているみたいだけれど。

ベランダの小さな鉢の植物たちもすっぽり雪につつまれていた。今は育てている野菜もなく、静かな佇まい。
写真に写っている北の山も白かったけれど、あっという間に雪が消えてしまった。もっと西の方には愛宕山があるが、さすがそちらはまだ雲に覆われていて、山頂では雪が降っているみたいだ。

2010年1月31日日曜日

今年の春便り、第一便です

昨日はとても暖かく、病院にお見舞いに行った帰りに御所をブラブラ。なんともう、梅が咲きはじめていました。近づくと梅のよい匂いがほのかにただよってきます。御所をバックに梅の写真をと思ったのですが、見まわしても咲いているのはこの梅の木のみ。でも他の白梅などもぷっくらと蕾がふくらみ、ずっと暖かだと来週はもっと咲き、カメラを向ける人が多くなっていることでしょう。

御所はさすがに観光客は少ないものの、暖かい日差しに誘われて、散歩する人や、子どもと遊ぶ人の姿が多くみられました。グランドでは野球をする少年チームの声が響き、御所らしいいい空気が流れています。

帰りに二条のシネコンで映画を見て帰りました。映画は、テリー・ギリアムの「Dr.パルナサスの鏡」。死んでしまったヒース・レジャー(「ダークナイト」のジョーカー役でアカデミー助演男優賞)を中心に、ジョニー・デップやジュード・ロウ、コリン・ファレルが共演。トム・ウェイツが悪魔の役で出ているのにはビックリでした。
映画はもう、超豪華なモンティ・パイソンが炸裂。始めは眠たかったけど、お話が佳境にはいるとぐんぐん引き込まれていきました。でもこの映画、好きな人キライな人はっきり別れてしまうでしょう。
モンティ・パイソンが好きな人にはおすすめ(あとでテレビでみるより。映画館がいいと思います)。

2010年1月24日日曜日

ベルリーナ、今見てもいい姿


わが家の自家用車の第1号は、このダイハツ・ベルリーナです。写真はネットから見つけたものですが、このカタチこの色。たしか、800ccで2ドアクーペでした。1964年製。イタリア人がデザインした車で、その後イタリアデザイナーの手になる日本車が増えていきます。
木目のパネルに、3本スポークのステアリング、かっこいいのに、シフトはなぜかコラムシフト。この部分だけガックリでした。センターピラーについた小さなオレンジの方向指示灯がアクセントでした。免許とりたての父が、近所の自動車整備工場から買った車です。


オソロシイことに、買ってすぐ、父の田舎の九州まで家族4人で帰りました。東京オリンピックの時代。まだ中国道などの高速道路があるはずもなく、道もひどく過酷な旅行となりました。帰りはみんな汽車で帰りたかったはずです。きっと、父も。
そうそう、この車の真っ赤なオープンカーがでてくるTV番組があったのです。月光仮面やジャガーの眼の続きで、大瀬康一主演の「バックナンバー333」というものでした。旧~~ッ。

高校を出てすぐ免許を取りました。運転を始めてしばらくは、このベルリーナにお世話になりました。すでにポンコツで馬力もない車でしたが、柔らかな曲線のデザインは好きでした。それから2年くらいたって廃車になってしまいましたが。

2010年1月16日土曜日

「ウィローズ」まで歩いて

ホノルルへ行ったら、また行きたいレストラン。行く人にぜひおすすめしたいレストラン。それがウィローズです。ワイキキから30分ほど歩いて、カイムキのモイリイリという町の住宅街の中にあります。時間のない人はバスかタクシーを利用して、ぜひどうぞ。名前通り、柳の木と大きなゲートがお出迎え。一歩中に入れば、えっ、こんなに広いのとビックリです。

レストランは池の上の船のよう。庭の池には本物のカヌーが浮かんでいます。レストランの奥の庭には小さなチャペルも有り、別室のホールでは結婚パーティが行われているようです。
ポッドキャスト情報では、地元の人から愛されているレストランだとかで、ぜひ行ってみたかったのでした。

お昼に行ったのですが、1メニュー。お昼のバイキング=$16.00くらい。でも、このバイキングがお値打ち。カルアピッグやラウラウといったハワイの伝統料理から、おいしいと評判のカレーまで、さまざまな料理が楽しめます。隣室のキッチンで好きな料理を盛ってきて、あとは飲み物をオーダーするだけ。とても気楽に楽しめます。
地元のお爺やおばあがサークルの集いのように歓談しているのも和やかな雰囲気。店内のスタッフが年寄りに気を使っている様子がとても自然で、いい空気が流れていました。
多分、平日でお昼が遅かったので空いていたのでしょう。予約もせずに行ってもOKでした。わざわざここまで来る観光客は少ないみたいです(夜のオプションツアーで、ホノルルの夜景を見てこのウィローズに来るというツアーはあるとか)。

帰りはまた、ぶらぶらとアラワイ運河沿いにあるアラワイゴルフコースに沿ってアラワイパークの方へ。そしてワイキキの端から端へぐるっと回って帰ると、2時間以上たっていました。こんな感じで、レンタカーを借りていない日は、アラモアナ方面へダウンタウンへ、ワード方面へと、ほとんど歩いていました。お昼はちょっと頑張ったので、夜食はお安くフードコートへ。

2010年1月9日土曜日

彼らは何処へ



たぶん妙心寺あたりのお坊さんの修行でしょう、ときどき雲水さんが「ほぉ~~~」と声を出しながら町内を歩いていきます。(「法施(ほっせ)」といっているらしい)。休日の朝とかが多くて、眼を覚ましてしまいます。いつもは10人前後なのですが、この前会社に行く時に、西の方から50人くらいの雲水さんがこちらに向かってきたのでびっくりしてしまいました。
そういえば、その前の休日に嵐山の天竜寺に行ったとき、若い坊さんが集団でいたので、きっと彼らなのでしょう。


昔は玄関に立ち止まり、お経のようなものをあげてくださり、母親がお米などをあげていました。今は各家を回って托鉢するより、お経をあげながら通り過ぎていくという印象です。
冬の寒いときにわらじ一つでと思って足下をみたら、なんかスニーカーのようなモノを履いています。おやおや、それもお揃いみたいです。京都のお寺で修行の合宿があるという感じです。

ベテランの雲水さんの声は透き通り、よくハモり、町内に響く「ほぉ~~~」が輪唱のようで、とてもキレイなのですが、この日の雲水さんたちはバタバタと騒々しいのでありました。
そう云えば昔は、虚無僧さんも町内を歩いていた。家で留守番している時に、玄関の前で尺八など吹かれて、とても怖かった記憶があります。

時代劇のスパイはみんな虚無僧の姿をしていましたね。虚無僧さんの姿は、最近、町中はもちろん映画の中でさえ見なくなりました。

2010年1月3日日曜日

「お宝」探して、セーリング


あけましておめでとうございます。
二番底が来るだの、鳩山政権は参院選まで持たないだの、どうも落ち着きがない世の中。そう言いながら通勤電車で出かけ、一年の大半を都市で働き、帰ってもTVの情報を中心に暮らしていると、どうもそのペースに乗せられてしまっているみたいです。「稀薄」で「ちゃらちゃら」で感動のない時の流れ。
そうした流れには流されず、というより、流れを気にせず、流れに足をとられることなく、しっかり歩いていける術を見つけなければと思う新年であります。
写真はいつもお参りに行く上賀茂神社で買った宝船の版画。今年が皆さまにとって、幸せ多い年でありますように。本年もマイペースで「お宝」探して、お気楽さんぽしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

2009年12月30日水曜日

Bye Bye 2009

仲間たちとの恒例の「かに道楽」での忘年会も終わり、いつもの「京都ゴルフ」での大晦日ゴルフ(今年は30日でしたが)も終わり、お墓参りも終わり、後は部屋を片付けるだけという、いつもの年末がたんたんと進んでいます。

そして「お気楽さんぽ」も今年最後となりました。今年の1月から始めたこのブログがこんなに続くなんて、いちばんビックリしているのは私です。ブログをしたいなぁとは漠然と思っていたのですが、試しにとso-netやGoogleのブログページをいじっている間に、勝手にアップされてしまったみたいな状況で、始めることになってしまいました。

日記など長続きしたためしがないのに、こんなに続けてこられたのは、いい加減なペース配分と、読んでくださっている皆様のおかげです。今年コメントを寄せてくださった方、本当にありがとうございました。

● hulagirl66さん ● しお爺さん ● ゆきちゃん ● Kitamura_Yさん ● ヨウドウさん ● シンチャン ● マシュケナダさん ● O'Sam さん ● ぴのこさん ● Chiffonさん ● 温泉玉子さん ● らんぽさん ● こ」おやおややおや さん ● えつこおかあさん ● レフティさん ● くろしん さん ● 嵯峨の金物屋さん ● マンボさん ● 隊長さん(コメント順)

そして、コメントはしてないけれど、よく読んでるよという皆さんもありがとうございます。

ネタがどこまで続くかはなはだ不安ではありますが、あと1年は大丈夫でしょう。昨年行ったHawaii ネタもまだまだあるでよ。そんな訳で、来年も頑張ってみようと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2009年12月23日水曜日

ストロングコーヒーを窓際で


昔、我が家で母親が喫茶店をしていた時期があった。その頃のコーヒー代は80円くらいだったと思う。そしてその頃は多くの喫茶店で、ストロングコーヒーを出していた。うちの店ではネルのドリップでコーヒーをたてていた。それを店が始まる前に飲んでいた。濃いめのコーヒーにミルクを入れてちょっとマイルドにして飲む。香りも味わいも、まったりとしていい感じ。朝の陽がちょっと差し込む窓際の席だった。

写真のコーヒーミルは、その頃から豆を挽いてきたマシーンだ。今はもう、うるさくて、振動が激しくて使っていないが、キッチンのアクセントになっている。知る人ぞ知る、富士ロイヤル製だ。

その頃から「アメリカン」コーヒーも多くなってきたようだ。外国旅行に行く人も増え、向こうの何杯でもおかわりできるコーヒーを好む人が増えてきたからだろう。うちの店ではきちんとアメリカンをたてていたが、お湯で薄めてアメリカンという店も多かったようだ。ずっと濃いめのコーヒーを飲んできたから、アメリカンは頼りない。

だんだんとストロングコーヒーを飲む店も、飲むことも少なくなっていった。会社の近く、肥後橋の駅近くに「柳屋」という喫茶店があって、品のよいおじいさんがおいしいストロングコーヒーを淹れてくれていたが、その店も無くなってしまった。
この10年ほどは、会社の近くの小さな喫茶店に通っている。そこはサイフォンで、濃いめのコーヒーを淹れてくれる。リタイアしたらコーヒー店でもやろうかという義理の兄さんのコーヒーが、またおいしい。コーヒーは自分で淹れるより、淹れてもらった方がおいしい。

2009年12月13日日曜日

ピンボールなら1台ほしいかも


シュルシュル、ビィヨ〜ン、バシバシビュイーン、ポコポコポコ、バシバシビュンビュン、カコーン!
今、どれだけの人がピンボールマシーンを知っているのでしょう。電動スマートボールのようなモノで、銀色のボールをはじいて得点を重ねていきます。穴に入れたり、柱にぶつけたり、壁に当てたりしながら点数アップ。真ん中ストレートに落ちてきたボールを、バットで打ち返すがごとく左右のボタンでバー(フリッパー)を操作します。
このボールを打ち返す音から、僕たち周辺の中学生はこのマシーンを「ビュンビュン」と呼んでいました。


中間試験や期末試験が終わると、即、街へ飛び出し映画を見に行ったりしましたが、その頃この「ビュンビュン」は映画館の入り口などに並べられていました。映画を見ずにビュンビュンだけしていた日もありました。
そうそう、今はない嵐山ホテルの地下の遊技コーナーには、ひも付きピンのボーリングなどと一緒に、「ビュンビュン」も数台ありました。

マシーンに体をぶつけてボールをコントロールしていくのですが、ぶつけすぎると「カコーン!」という音とともにTILT!となり、ボールをはじくフリッパーが動かなくなってしまいます。カナシ~イ!  でも、手首をクッションに、体をぶつけていかないとボールに勢いはつかず、高得点は望めないのでした。

今でも多分、ピンボールがあれば夢中になってしまうでしょう。でも、子供たちがいっぱいのゲームセンターなどには行きたくもありません。きっとピンボール・バーなどもあるのでしょうが、どうもねえ。
おまけに、2つや3つのボールが同時に出てきたり、2階建て盤面になるなど、どんどんバブリーに派手に進化し、もう昔の「ビュンビュン」の面影はありません。電子式のカウンターより、ドラム式の数字が回っていくカウンターが懐かしい。どんなゲームも複雑になっていくほど、シンプルな頃の面白さを失っていくようです。

2009年12月1日火曜日

秋深し 紅染まる シネ探路

というわけで、久しぶりのシネマ探検・町歩きに行ってきました。メンバーは8人。手術したはずのNさんも元気に参加。今日は京大近くの(ホットケーキのない)進々堂前に集合して、吉田神社や真如堂など東山方面を巡る予定です。天気は、快晴とはいかずあいにくの曇りですが、紅葉は今が盛り。真っ赤かになっている模様です。

いつもの鬼平犯科帳のシーンを探して、まずは吉田神社へ。「この辺りが撮影に使われた場所」と指さすリーダーNさん。さすが事前の予習もばっちり。次の目的地へ、しばし吉田山を散策。落ち葉に埋もれた散策路。町中にこんな素敵な森があるなんて。


そして真如堂へ抜ければ、さすが紅葉の名所。観光客がとたんに増えてきました。ちょっと枯れてきてはいますが、美しい風景。その紅葉の向こう、池の畔に、今日のお目当て「京都・映画誕生の碑」がありました。
(京都で劇映画が創られて100年目の昨年、第1作<本能寺合戦>が撮影されたこの真如堂に碑が建てられました)

くろ谷さんで、会津藩士の墓所などにお参りしながら、永観堂方面へ。お昼に寄ったのは「一番星」というちょっと名のあるラーメン屋さん。午後の予定は、哲学の道から、永観堂へ。そして東山から岡崎へ。人混みに揉まれながら、人混みを避けながら、紅葉色に染まっていくシネ探の面々でした。

こういうグループでの町歩きは本当に楽しい。ブラブラ前に行ったり後ろに下がったり。七人の人たちと、たわいない会話の花が咲いていきます。気の置けない仲間たちとの充実した時間は、あっという間に過ぎていきます。
打ち上げはいつもの新京極「スタンド」。のはずだったのですが、一杯。三条小橋の「こがんこ」で沈没とあいなりました。

久しぶりに鮮やかな色のついた今年の紅葉も、そろそろフィナーレ。翌日の日曜日には、京都で初氷を観測したそうです。シネ探、次は何処へ。若葉萌えだす頃でしょうか。また、遊んでね。