お気楽さんぽ

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2010年5月22日土曜日

ゴミ捨てんな、海に流れるから

ワイキキの通りを下を見て歩いていると、この「ウナギイヌ」のような魚がところどころに出没し、おまえゴミ捨てるなよ!と注意してくれます。太ったヤツやちょいヤセ気味のヤツなど、いろいろいましたが、みんなこうした流し目で語りかけてきます。
ワイキキは山側から海側へとなだらかに坂になっているから、ひどい雨が降ると一気にゴミが海に流されてしまうのです。人のゴミで、海の生物を泣かせるなというメッセージです。

ハワイでは「生き物たちを守る」という考え方が徹しているようです。釣り人には釣り糸や釣り針の徹底管理を、旅行者にも鳥に餌をやるな!など、いたるところに看板が出ていました。

人間の横暴な行為で弱い動物たちが傷つかないよう、手厚く保護していこうという考えが、日本などよりうんと具体的に実行されています。
ハナウマ湾などでは、珊瑚を守るということもあり、水性の日焼け止めオイルはダメとか、サンゴ礁の上に足を降ろすなとか、15分ほどのビデオを見てからでないとビーチへは入れませんでした。

ただ、家のゴミとなると話は別みたいです。オアフ島では、燃やすより埋め立てるゴミの方が圧倒的に多いとか。ゴミの分別とかなると、まだまだ全然ダメだそうで、数年前から一部の町でやっと始まったそうです。でもきちんと分別する人は少なく、「どうなることやら」状態とか。その辺はハワイで暮らしている日本の人の方が慣れているし、意識も高いようで、ゴミ分別の活動をしている日本人ボランティアも多いそうです。

それにしても、あちこち工事の多かったワイキキですが、この「ウナギイヌ」の効果かどうか、ゴミで汚いという場所はありませんでした。

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