お気楽さんぽ

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2009年4月12日日曜日

もう満開の、お多福桜


この娘、鼻が低いわねぇ~。というのを、「御室の桜」と云うらしい。それほど、御室・仁和寺の桜(花)の木は低い。おめでたく「お多福桜」とも呼ばれる。お花見といっても、桜を見上げて楽しむのではなく、横に手を延ばせば花びらに触れることが出来る。床几を借りて宴会しても、となりの宴会との目隠しに桜が咲いているようなものだ。この景色をちょっと上から見ると、桜の雲海のなかで花見をしているように見える。下から見上げると、桜の雲の向こうに、仁和寺の五重の塔が見えることになる。ぽったり大きな、やわらかい花びらの、独特の桜だ。はじめの話は、鼻が低くても、かわいいわねぇ~、愛嬌あるお嬢さんねぇ~、ということになるのだろう。
わたしゃお多福 御室の桜
    はなが低くても 人が好く

じつは今日、あわててこの御室の花見に行ってきた。いつもより、一週間早い。例年4月20日頃が見ごろなのだが、やっぱり今年はおかしい。昨日も夏日だったし。おそらく今日も。いつもお寺の門の前に、何分咲きとか貼りだしてあるので、それを見て行くことにしているのだが、今年は「つぼみ」から「満開」までが早かった。
お酒も、ちょっとしたおつまみも境内の中で売っているし、持ち込みもOK、ということでよく花見のシーズンにはご厄介になっている。仁和寺そのものが5時閉門なので、夜桜などは見られないが、円山公園や平野神社のように、桜ではなく人ばかり見ていたということにはならない。3時間ほどいたから、顔がヒリヒリするくらい暑かった。

花見の客には外人さんたちも多く、みんなニコニコ平和な笑顔だ。例年はこの御室の桜で京都の花見も終わりとなるのだが、今年はバラバラだ。帰り道ぶらぶらすると、花吹雪も美しい満開の桜並木の中には、まだつぼみのままの桜の木も何本かある。枝垂れ桜でもまだがんばって咲いている木もある。今年は桜を長く楽しめるということか。

4 件のコメント:

  1. 先週5日孫をつれて洛西ニュウタウンのラクセーヌよこの小畑川沿いの花見に行きました。恒例のさくら祭りが行われていろいろな機関の出展やお店の出店、イベントもあり賑やかでした。さらに昨日も近くの別の場所に行きましたがもう花は散り始めていました。我が家のカイドウ桜も花吹雪、今年のサクラももう終わりです。

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  2. ヨウドウさん今晩は。そうですね、今年の桜は早足ですね。今週は雨も降りそうだし。でも、山へハイキングに行ったら山桜や山ツツジがまだまだきれいかも。

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  3. AOさんが訪れたと同じ日に背の低い御室桜を愛でるべく仁和寺に家内連れずれ行ってきました。一人分500円を払い床を借り御室桜を愛でていたのですが、なにせ背の低いさくらゆえ、花を傷つけないよう体をクネラシテ床に座っていたら背骨の周りの筋肉に身がいって今日もまだ痛いです。

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  4. 匿名さん?どんな座り方していたのでしょう。お大事に。

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