お気楽さんぽ

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2010年8月15日日曜日

ギムレットを、もう一杯


昔、ハードボイルドを読んでいた頃 = おしゃれな映画が多かった頃、カクテルに凝った時がありました。ホテルのバーや、街の古いバーなどにも足を運んでいました。そして夏には、自分でシェーカーでシェイクし、カクテルをつくったりもしていました。その頃買った、バー「ラジオ」のカクテルレシピ本は今でも宝物です。

この盆休み、このカクテルをちょっとつくってみようと思いました。はじめの一杯は、もちろんギムレットです。


これは多分、父親の影響なのでしょう。わが家に古くからあるサイドボードには、幾つかのカクテルグラスとシェーカーが残されていました。洋酒のミニチュア瓶を集めるのが数少ない趣味の一つだった父親の、名残です。この前、しお爺さんにサントリーの「洋酒天国」をまとめた本をいただきましたが、ウィスキー文化(洋酒文化)が宣伝されていたその頃は、どこの家庭にもこうしたカクテルセットがあったのかもしれません。

(最近はこのミニチュア洋酒がめっきり少なくなってきましたね。ちょっとカクテルをつくりたい時に困ります。)


ということで、久しぶりのギムレットです。気分は、フィリップ・マロー。すぐにシャキッとしたグラスが見つからなかったので、写真のようなまったりとしたギムレットですが、味はなかなか。ライムジュースを使わず、生ライムを搾ってつくりました。ちょっと強め、そしてかなり辛めのギムレットです。

明日も、グラスをキンキンに冷やして、優雅な時間をシェイクします、ベイビー。


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