お気楽さんぽ

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2011年7月3日日曜日

おじいの扇風機についての考察

家のじいさんは89歳になる。すこぶる元気でなによりであるが。
散歩にもよく出かける。どこを歩いて来るのか2時間ほど帰って来ないこともある。昨年は、自分の杖(ストック)に躓いてこけ、かばった手の骨を骨折していた。自分の頭で思っている以上に、自分の足が付いてこないのだ。この杖に蹴躓くという老人の事故が多いそうだ。杖を使うのも難しい。骨折は完治したようだ。

このじいさんがエアコンをガンガンに使う。夏は寒すぎて、トレーナーを着こむくらいエアコンを使う。冬は暑くてパジャマでOKというくらい暖房する。ちょっとしたお出かけならエアコンをつけたまま出かける。そのくせ、ボクが台所の蛍光灯を昼間点けると「もったいない」とすぐに消す。おいおい消すなよ。
この傍若無人ぶり、どこの家も、年寄りというのはそうなのだろうか。
傍若無人が年寄りの醍醐味だ!ということもできるが。

ところが今日、扇風機を買って来いと、きたもんだ。ホンマかいな。新しい下着を買ってきても、もうじき死ぬからもったいないと云うクセに、扇風機を買ってこいだと。またTVに影響されている。とにかくTVが大好きで、健康オタクで、なんでもTVの云うことは正しいと信じている。「あるある大事典」の捏造騒ぎの時は、TVが信じられなくなって軽いパニックに陥っていたようだ。

こういう年寄りにも、最近の節電騒ぎはちゃんと届いているのだろう。そうゆう、社会への参加意識はけっこう強いのだ。いやいや新しい扇風機がほしいだけで、電力のことなど考えているふりをしているだけかもしれない。扇風機を買ってきても、エアコンと両方を使用する気がする。誰が電気代払っていると思うてんねん、ホンマにぃ。

…どうしよう、扇風機。

4 件のコメント:

  1. AOさん、毎度!
    コメント有り難うございます。
    AOさんのおじい殿の傍若無人ぶり、何となく微笑ましい。

    ところで、扇風機はありません。というのは、何やら節電に目覚めたウチのヨメが、もう一台扇風機が欲しいと、先日ブックカメラに行ってきました。ところが在庫切れでない!他2件ほどあたったのですが、どこも同じ。

    世の中おかしくなってる。NY大停電のパニックになるのは困るけど、なんだかなあ、メディアに踊らされ、風評に煽られ、みんな同じ方にしか向かなくなってしまった。おかしいなあ!

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  2. ボクも扇風機は売り切れと思っていたので、おじいにはないかもしれんヨとことわって出かけたのですが、ありました。京都のエディオンです。2〜3000円の廉価タイプが10ケースほど&1万くらいのお高いのが6ケースほど積まれていました。
    その後、別の買い物でコーナンにいったのですが売り切れていました。
    扇風機。こんなに安くていいんかいなと思いますが、年寄り向けにはタッチパネル式よりも、大きなボタンのついた廉価タイプがありがたいのです。

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  3. AO爺さんとは、犬の散歩時、嵯峨千代の古道(こみち)の公園付近でよくお会いする機会があり、往々公園のベンチに座し長きにわたりお話しすることもあります。映画撮影技師としてのお仕事やまた映画人としての多くのエピソードなど興趣深いお話を聴くことができありがたく思っております。先般もかかる話を小生だけのものしておくにはあまりにも惜しいので、是非文字として残しておいてくださいと懇願しておきました。いつかみなさんとも共有できる日が来ることを楽しみにすることとしましょう。

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  4. お年寄りなので同じ話を何回もすることになりますが、おつきあいのほどヨロシクお願い申し上げます。高齢のためなど、友人がきわめて少なく、話し相手がいないのです。

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