お気楽さんぽ

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2013年5月13日月曜日

「鍋倉渓」は石の天の川



筍掘りに行った時、月ヶ瀬の知り合いが、近くに面白いところがあるからちょっと行って見ようと誘ってくれました。山の中腹に、大きな石がゴロゴロしてるんやと。
月ヶ瀬からクルマで20~30分。「鍋倉渓」という所でした。奈良県山添村の神野山(618m)の中腹に、大きな石が川のように流れていました。

まるで、土石流のフリーズドライ。石が星なら、石の天の川のようです。
実際、この石の天の川には、白鳥座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルという、七夕の頃の天の川に見られる夏の大三角形が、巨石で配置されているらしい。古代の巨石信仰と七夕信仰が伝わる、不思議ゾーンでした。

この岩の川は600mの長さがあるとか。たどって頂上へと歩きました。
神野山の頂上は、奈良、生駒、京都、室生、伊賀方面360度見渡せる絶景。ちゃんと展望台も作られていました。そして頂上にも、白鳥座のデネブにあたる「王塚」が祀られていました。

この鍋倉渓は、伊賀の天狗と神野山の天狗が喧嘩して、石を投げ合って出来た風景とも、古代人が築いた巨石構造物ともいわれているらしいですが、火成岩の一種で出来た地質は学術的にも価値の高いものとか。
もっともっと知られてもいい奇怪な景色。ちょっと行きにくい所ですが、天理からバスというのが一般的なアクセスらしい。不思議気分にひたれる、まだ知られていないパワースポットではありました。

2 件のコメント:

  1. まだまだ知らん場所がいっぱいあるな〜
    もう間に合わんわな?
    しかし地図で調べたら、この辺りはえげつない数のゴルフ場があるのね?
    こらいかんで〜〜もう元に戻らんしな?

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  2. Kitamuraさん、まいど。
    この「もう間に合わん」といのが、だんだん現実的になってきましたね。
    今から、サーフィン。もう間に合わんやろうな。
    今から、富士登山。もう間に合わんやろな。
    で、できるだけ可能なものは早めに実行したいものです。
    しかし、この鍋倉渓の景色は、ちょっとびっくりしました。
    それと、お説のとおり、神野山展望台から見る景色はゴルフ場の多いこと。
    こんな山奥の方まで、バブルの頃は開発してたんですね。

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